千葉県私立校の初年度納付金、中学平均81万6,341円

 千葉県は2018年12月17日、2019年度(平成31年度)の県内私立学校における初年度納付金を公表した。平均額は高校73万3,158円、中学校81万6,341円、小学校88万6,800円。施設整備の充実などの理由から、小中高とも前年度(2018年度)より値上がりしている。

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2019年度千葉県私立高校初年度納付金(一部)
  • 2019年度千葉県私立高校初年度納付金(一部)
  • 2019年度千葉県私立中学校等初年度納付金(一部)
  • 2019年度千葉県私立小学校初年度納付金(一部)
 千葉県は2018年12月17日、2019年度(平成31年度)の県内私立学校における初年度納付金を公表した。平均額は高校73万3,158円、中学校81万6,341円、小学校88万6,800円。施設整備の充実などの理由から、小中高とも前年度(2018年度)より値上がりしている

 初年度納付金は、入学金、授業料、施設関係費など、入学初年度に納付する費用の総額。学校によっては別途、給食費やスクールバス代、諸会費などの納入が必要となる場合がある。千葉県が調査し、一覧に取りまとめた。

 県内の全日制私立高校54校(67学科)の状況をみると、2019年度の初年度納付金の平均額は73万3,158円。前年度と比較すると、3,703円増加し、0.5%の値上げとなった。54校のうち、値上げ校は9校、据置き校は45校。値上げのおもな理由は、施設整備の充実、人件費アップなど。普通科で初年度納付金がもっとも高かったのは麗澤の89万1,000円、もっとも低かったのはあずさ第一の24万円であった。

 私立中学校23校では、2019年度の初年度納付金の平均額は81万6,341円。前年度と比較すると、652円増加し、0.1%の値上げとなった。23校のうち、値上げ校は1校、値下げ校は1校、据置き校は21校。値上げのおもな理由は、施設設備の充実、人件費アップなど。学校別では、聖徳大学附属女子の95万6,600円がもっとも高く、成田高等学校付属の62万8,000円がもっとも低かった。

 私立小学校10校では、2019年度の初年度納付金の平均額は88万6,800円。前年度と比較すると、6,000円増加し、0.7%の値上げ。10校のうち、値上げ校は1校、据置き校は9校。値上げのおもな理由は、施設整備の充実など。学校別では、幕張インターナショナルスクールの210万円がもっとも高く、三育学院大学付属光風台三育の46万6,000円がもっとも低かった。

 2019年度千葉県私立学校初年度生徒納付金学校別一覧は、千葉県のWebサイトから公開している。各校の入学金や授業料、施設関係費、受験料、総額などを高校・中学校・小学校別に一覧にまとめている。
《奥山直美》

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