子どもの習い事の数・費用が減少…増税懸念、幼保無償化は影響少

 0~9歳の子どもがおけいこ事をしている割合、おけいこ事の数、世帯収入に占めるおけいこ事費用の割合がともに減少傾向にあることが、アクサダイレクト生命保険が行った調査から明らかになった。2019年10月に実施予定の消費増税を懸念しての結果とみられる。

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子どもにおけいこ事をさせている母親の割合
  • 子どもにおけいこ事をさせている母親の割合
  • 習わせているおけいこ事の数
  • 平均のおけいこ事数
  • おけいこ費用の世帯年収に占める割合
  • 消費増税、幼児教育・保育無償化に伴うおけいこ費用の調整の有無
  • おけいこ費用の具体的な削減方法
  • おけいこ事をさせるうえでの悩み
  • おけいこ事の費用捻出のために工夫していること
 0~9歳の子どもがおけいこ事をしている割合、おけいこ事の数、世帯収入に占めるおけいこ事費用の割合がともに減少傾向にあることが、アクサダイレクト生命保険が行った調査から明らかになった。2019年10月に実施予定の消費増税を懸念しての結果とみられる。

 「子どものおけいこ事に関する調査」は、アクサダイレクト生命保険が2013年から毎年継続して実施している調査。6回目となる今回は、3月7日~8日の期間、0~9歳の子どもを持つ25~44歳の母親2,080人を対象にインターネット調査にて実施した。

 子どもにおけいこ事をさせている母親の割合は53.0%と全体の半数を超えたものの、2017年2月の第4回調査をピークに2年連続で減少した。習わせているおけいこ事の数は、「1つ」が第1回調査から7.0ポイント上昇し61.7%となった一方、「2つ」は2.6ポイント減少し24.9%、「3つ」は4.0ポイント減少し9.8%と、おけいこ事の数を絞り込む傾向がみられた。平均のおけいこ事数は1.56となった。

 おけいこ費用の世帯年収に占める割合は2.6%で、第1回から毎年減少。第1回調査の3.0%から0.4%減少し、おけいこ費用を抑えているようすがうかがえる。2013年10月に行った第1回調査は、消費税8%への増税を控えた時期で、以来幾度となく延期されてきた10%への消費増税が現実味を帯び始めた第5回調査(2018年2月)あたりから、おけいこ事を抑える傾向が強まっているとみられる。

 2019年10月から、10%への消費増税と同時に幼児教育・保育の無償化(幼保無償化)が決定しているが、これによるおけいこ費用の調整が発生するかを聞いたところ、幼保無償化の対象となる幼稚園・保育園家庭、対象外の小学生家庭ともに「調整しないと思う」が75%を超える結果に。一方で、おけいこ費を「増やす」との回答は、幼稚園・保育園家庭が19.8%と小学生家庭8.3%の2倍以上となった。逆におけいこ費を「減らす」との回答は、小学生家庭が幼稚園・保育園家庭の約2倍となった。

 子どもにおけいこ事をさせるうえでの一番の悩みは「費用がかさむ」59.3%。ついで「付き添いや送迎が面倒」48.0%となり、第1回調査から母親の悩みは変わっていない。おけいこ費捻出のために工夫していることは、「食費の切り詰め」33.8%が6年連続1位に。「自分がパートに出る」19.0%は、第1回調査から増加傾向にあり、世情を反映している結果となった。また、固定費の見直しについては、「通信費の見直し」17.7%、「保険の見直し」8.4%が増加に転じた。

 現在習わせているおけいこ事、今後習わせたいおけいこ事は、ともに「水泳」が第1回から6年連続で1位となった。今後習わせたいおけいこ事では、上位5つに大きな変動はないものの、「プログラミング」が3年連続で上昇。2020年度から小学校での英語・プログラミング授業の必修化を前に注目度の高さがうかがえる。
《畑山望》

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