AI型タブレット教材Qubena、集団指導に特化した「ワークブック」機能追加

 COMPASSは2019年4月10日、AI型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」と先生のための学習管理ツール「Qubena Manager(キュビナマネージャー)」において、集団指導に特化した新機能「ワークブック」の提供を開始したことを発表した。

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 COMPASSは2019年4月10日、AI型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」と先生のための学習管理ツール「Qubena Manager(キュビナマネージャー)」において、集団指導に特化した新機能「ワークブック」の提供を開始したことを発表した。

 「Qubena」は、AIを活用した個別最適化学習(アダプティブラーニング)と、その学習データを分析・可視化することで、子どもたちの学習をサポートしてきたAI型タブレット教材。今回、「Qubena」および「Qubena Manager」に追加された新機能「ワークブック」では、集団指導の学習管理機能が強化され、先生のより良い授業づくりを支援する。

 ワークブックの作成は、出題範囲(学年・章・節)を指定できる「学習範囲指定モード」、問題の難易度を指定できる「レベル指定モード」、問題・出題順を指定できる「問題指定モード」の3種類のモードから選べ、クラスの学習進度や学力レベルに応じてカスタマイズし、演習・テスト・宿題などとして生徒に配信することができる。先生は配信したワークブックごとに「生徒別」「問題別」での学習状況(ステータス)をQubena Managerでリアルタイムに確認でき、クラス単位の学習進度や理解度を把握することが可能。これにより、クラス全体の課題が特定でき、授業の組み立てに生かすことができる。

 これらの機能を用途に合わせて使い分けることで、あらゆる学習シーンでQubenaを活用することが可能。授業中の演習として利用する場合は、学習範囲を選択してワークブックを作成することで、個々のレベルやスピードに合わせたアダプティブラーニングによる学習が行われ、演習後はクラス全体の正答率が低い問題について授業で取り上げて解説をするなど、スタディ・ログを活用した授業づくりが可能となる。出題する問題と出題順を直接指定し、テストとして利用する場合は、自動採点により採点業務は不要になり、先生はテスト中もリアルタイムに生徒の解答状況を確認でき、テストの傾向分析も簡単にできる。

 新機能リリースに伴い、2019年4月より青翔開智中学校、近畿大学附属中学校をはじめとする全国の中学・高校10校において、数学の集団授業にQubenaを導入することが決定しており、ワークブック機能を活用してもらう予定だという。
《桑田あや》

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