夏休み明け、不安を感じたら…相談窓口まとめ

 長かった夏休みが明けようとしている。悩みや不安を抱える子どもは、夏休み明け前後の時期に不安定になる傾向があるという。文部科学省や法務省、自治体など多くの機関が相談窓口を設置しているので紹介しよう。

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法務省「子ども人権110番」
  • 法務省「子ども人権110番」
  • 2019年度自殺対策白書「2009年から2018年の児童・生徒等月別自殺者数」
  • 文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」
  • 厚生労働省「こころもメンテしよう」
  • チャイルドライン
  • 東京都「相談ほっとLINE@東京」
  • 埼玉県「子どもスマイルネット」
  • 大阪府「子どもの悩み相談フリーダイヤル」
 長かった夏休みが明けようとしている。悩みや不安を抱える子どもは、夏休み明け前後の時期に不安定になる傾向があるという。文部科学省や法務省、自治体など多くの機関が相談窓口を設置しているので紹介しよう。

文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」-電話-


 文部科学省は、いじめ問題などに悩む子どもや保護者がいつでも相談できるよう、「24時間子どもSOSダイヤル」を設け、夜間や休日を含めて24時間いつでも対応している。全国共通・無料の電話番号は0120-0-78310(なやみ言おう)。原則として、電話をかけた所在地の教育委員会の相談機関に繋がる。

法務省「子ども人権110番」-電話・ネット-


 子ども人権110番では、法務局・地方法務局の職員、または人権擁護委員が子どもの悩みを聞き、どうしたらいいか一緒に考える。電話番号は0120-007-110(全国共通・無料)。電話だけでなく、インターネットでも相談を受け付けている。相談は無料、秘密は厳守するという。通常の受付時間は、平日の午前8時30分から午後5時15分までだが、8月29日から9月4日までの強化週間中は、平日の受付時間を午後7時まで延長し、8月31日(土)と9月1日(日)も午前10時から午後5時まで相談を受け付ける。

厚生労働省「こころもメンテしよう」


 厚生労働省は、若者を支えるメンタルヘルスサイト「こころもメンテしよう」を開設。子ども自身が困ったときに誰にどんな風に相談すればいいのか、地域の相談窓口や医療機関などの相談先を紹介。家族や教職員向けには、子どものこころに向き合うポイントなどを紹介している。

チャイルドライン-電話・チャット-


 18歳までの子どものための相談窓口「チャイルドライン」では、電話だけでなく、オンラインチャットの相談にも対応している。電話番号は0120-99-7777(全国共通・無料)。安心して話してもらうために、名前や連絡先、学校を言う必要はなく、話すのをやめたいと思ったときはやめてしまってもよい。秘密は厳守するという。通常の受付時間は午後4時から午後9時までだが、8月22日から9月4日は電話が午後2時から午後11時まで、オンラインチャットが午後4時から午後9時まで時間延長して受け付けている。

 また、東京都や埼玉県、大阪府、北海道などの各地域でも相談窓口を設置しており、電話やコミュニケーションアプリ「LINE」で相談を受けている。

東京都「相談ほっとLINE@東京」-LINE-


 東京都は、都内在住、在勤、在学のいずれかの者を対象に、生きるのがつらいと感じたときの悩み相談をLINEで受け付けている。LINEアカウント名は、相談ほっとLINE@東京。実施日時は、2019年4月1日から2020年3月31日午後5時から午後10時まで(受付は午後9時30分まで)。なお、9月と3月は午後3時から相談できる。

埼玉県「子どもスマイルネット」-電話-


 子どもスマイルネットは、18歳未満の子どもに関わるさまざまな悩みについて、電話相談を受ける埼玉県の窓口。電話番号は048-822-7007(相談は無料・電話料金はかかる)。受付時間は午前10時30分から午後6時まで(祝日と年末年始を除き毎日実施)。

大阪府「子どもの悩み相談フリーダイヤル」-電話-


 大阪府は、子どもからの相談を24時間365日受け付ける。フリーダイヤルの電話番号は0120-7285-25(なにわっこ にっこり)。

北海道教育委員会「どさん子ほっとLINE」-電話・メール・LINE-


 北海道教育委員会は、いじめなどさまざまな悩みを抱える子どもからの相談を電話やメール、LINEで受け付ける。電話番号は0120-3882-56、メールアドレスはdoken-sodan@hokkaido-c.ed.jp(@は半角)。受付日時は7月22日から8月31日までの午後4時から午後9時まで。

 厚生労働省が発表した2019年度の自殺対策白書によると、2009年以降の10年間における小中高校生の月別自殺者数は8月にもっとも多く、9月や1月も多くなる傾向にある。子どもも保護者も、悩みは抱え込まず、深刻な事態になる前に相談してみてほしい。
《工藤めぐみ》

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