大学入試英語成績提供システム、英検予約金の返金を再要請…文科相

 大学入試英語成績提供システムに関して、日本英語検定協会(英検協会)が予約金納入を受検申込条件としていることについて、文部科学省の萩生田光一大臣は2019年9月20日、受検しなかった場合は返金するよう引き続き要請する考えを示した。

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萩生田光一文部科学大臣の会見
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 大学入試英語成績提供システムに関して、日本英語検定協会(英検協会)が予約金納入を受検申込条件としていることについて、文部科学省の萩生田光一大臣は2019年9月20日、受検しなかった場合は返金するよう引き続き要請する考えを示した。

 英検協会は、2020年4月に運用開始となる大学入試英語成績提供システムの試験実施団体のひとつ。受検者情報把握などのため、予約金3,000円の納入を受検申込みの条件としており、文部科学省の要請を受けて10月8日から15日まで返金申込期間を設け、手数料を差し引いた金額を払い戻す考えを明らかにしている。

 9月19日には日本私立中学高等学校連合会がシステムの円滑な実施を求める要望書を文部科学省に提出。英検協会が予約金納入を受検申込条件としていることなどを批判し、予約申込期日延長と予約金徴収取りやめを要請するよう文部科学省に強く求めている。

 9月20日の記者会見において、萩生田大臣は返金受付期間の設定について「前向きに検討していただいた結果」とする一方、「たとえ返金受付期間を設けたとしても予約申込期限を引き続き10月7日とすることや返金受付期間を1週間のみとすることは受検者の不安解消という観点からは高校の関係者にご理解いただくことは困難と考えている」と指摘。英検協会に対し、予約申込期間の延期と返金受付期間のさらなる延長を求める考えを明らかにした。

 予約金3,000円については、「受検をしなかった生徒に対しては返済してほしいということを今引き続きお願いをしており、交渉の途中」と説明。「受けなかったら返してあげてくださいねというのが普通の感覚じゃないか」と語る一方、英検協会側に対しても理解を示し、「どれだけニーズがあるのかがわからないのにできるだけ会場を増やせというならば、文部科学省側からの要請にもやや矛盾があるのだと思うので、このへんはよく相談しながら結果としてよかったと思える制度にしていきたい」と述べた。

 現在の高校3年生から浪人する可能性を前提に予約を受け付けることについては、「不利な扱いがないようあらためて要請している」と語った。

 なお、9月20日の萩生田大臣の記者会見映像は、文部科学省のWebサイトに掲載されている。「『大学入試英語成績提供システム』の2020年度からの導入に関する件」については記者会見映像の2:45ごろより視聴できる。
《奥山直美》

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