4+対象のPC・Wi-Fi不要プログラミングロボット「mTiny」10/11発売

 Makeblock Japanは2019年9月27日、幼児・児童向けのプログラミングキット「mTiny(エムタイニー)を発表した。日本国内においては10月11日より17,000円(税別)で、SBC&Sを通じてアマゾンや家電量販店などで販売する。

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4+対象のPC・Wi-Fi不要プログラミングロボット「mTiny」10/11発売
  • 4+対象のPC・Wi-Fi不要プログラミングロボット「mTiny」10/11発売
  • Makeblock Japanカントリーマネージャーの菊池裕史氏
  • スマートエデュケーション代表の池谷大吾氏
  • SB C&Sコンシューマ事業本部IoT事業推進本部 IoT第2統括部 統括部長の石川純二氏
  • mTinyについて説明する菊池裕史氏
  • 地図パネルは両面で異なる内容を楽しめる
  • 付属のストーリーブックの内容に沿って学習したり、自由な探索活動を行うことによりプログラミング的思考が身に付くという
  • 鍵盤での演奏も可能
 Makeblock Japanは2019年9月27日、幼児・児童向けのプログラミングキット「mTiny(エムタイニー)」を発表した。日本国内においては10月11日より17,000円(税別)で、SBC&Sを通じてアマゾンや家電量販店などで販売。Makeblockとして初の幼児向けプログラミング教材で、個人のほか幼稚園・保育園など法人での導入も見込んでいる。

 mTinyは、STEAM教育を目的とした製品で、21世紀を生きる子どもたちのために必要なスキルを養い、プログラミングの基礎づくりを行うことを目的としている。コンパクトなロボットに、タッチペンと指令カードを使って命令し、並べた地図パネルの上の走らせるというシンプルな内容。

 プログラミングというとパソコンやタブレット端末、アプリを使用したものを思い浮かべるかもしれないが、mTinyには情報端末もWi-Fiも必要ない。またスクリーンも使わないため、視力への影響も心配ないという。

 Makeblock Japanカントリーマネージャーの菊池裕史氏は、「プログラミングの基礎づくりとして初めて小学生以下を対象とした製品を発売するため、わかりやすさを重視した仕様になっています」と話す。タッチペンで操作することで、直感的な指示を送ることができる。先にゴールを設定し、そこに向かうまでの動き方を考える。その順にタッチペンの先端にあるセンサーを指令カードにかざすと、そのとおりにmTinyが動いてくれるのだ。

mTinyについて説明する菊池裕史氏
mTinyについて説明する菊池裕史氏

 成功や失敗に合わせてmTinyの表情が10通りに変わる機能や、地図上にあるパトカーや救急車に合わせたリアクションをとるなど、ストーリーから創造力を掻き立てられる機能もある。

 操作方法は大きく分けて2パターンある。1つ目は「指令と動作を1対1対応とし、ロボットを動かしながら次の指令を出す方法」、2つ目は「複数の指令を組み合わせてプログラミングし、実行する方法」。利用者の成長段階に応じて長い期間利用することができるという。

 幼稚園や保育園で複数のmTinyを同時に使用する場合は、区別できるようmTinyに旗を持たせたり着せ替えマスクをつけることもできる。見た目を変えられることで、独自の世界が広がっていく。

付属のストーリーブックの内容に沿って学習したり、自由な探索活動を行うことによりプログラミング的思考が身に付くという
付属のストーリーブックの内容に沿って学習したり、自由な探索活動を行うことによりプログラミング的思考が身に付くという

地図パネルは両面で異なる内容を楽しめる
地図パネルは両面で異なる内容を楽しめる

 11月1日(金)からは学習コンテンツの企画・開発・販売を行うスマートエデュケーションが、幼稚園・保育園・こども園を対象にmTinyを使用した「KitS(キッツ)プログラミング」の販売を開始する。友達と互いに創造力を働かせ、チームワーク力とICT活用力を育てることを目的とするカリキュラムが同封されているため、安心して取り入れることができるという。

 2020年度からは小学校でのプログラミング教育が必修化される。その前に、遊びの中でプログラミングの基礎を体験するのに適した製品ではないだろうか。

◆「mTiny プログラミングキット」概要
発売日:2019年10月11日(金)
価格:17,000円(税別)
対象年齢:4歳以上
使用言語:日本語、英語、中国語

《村本茉生》

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