新型コロナ感染拡大に伴う学習塾のオンライン授業対応状況

 楽天 教育事業部の担当者に、塾業界で進むオンライン化について寄稿いただいた。

教育・受験 小学生
写真はイメージです
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  • オンライン授業の導入割合(オンライン授業に関するアンケート調査結果をもとに楽天が加工)
  • オンライン授業提供事業者マップ
 2020年4月7日に7都府県に、ついで4月16日に全国に発令された「緊急事態宣言」を受け、多くの学習塾や予備校(以下、予備校も含め「学習塾」)各社は休校措置をとっている。そうした状況下でも、学習塾各社では生徒の学習継続を支援するため、さまざまなサービスやインフラの整備を急ピッチで進めている。

 中でも新たな取組みのひとつとして急速に注目を浴びているのが、動画配信やテレビ会議システムなどを活用した「オンライン授業」の導入だ。楽天 教育事業部の担当者に、塾業界で進むオンライン化について寄稿いただいた。

新型コロナウイルス感染拡大で
対応が進む授業のオンライン化



 全国学習塾協会が学習塾事業者を対象に4月14日~19日に行った調査によると、対面授業を控え、すでにオンライン授業に転換している学習塾は53.9%、導入する予定と回答した学習塾は21.1%。合わせると7割以上の学習塾事業者がオンライン授業導入に積極的な姿勢を見せていることが分かった。

オンライン授業の導入割合(オンライン授業に関するアンケート調査結果をもとに楽天が加工)オンライン授業の導入割合(オンライン授業に関するアンケート調査結果をもとに楽天が加工)


学習塾各社はどのような「オンライン授業」を提供しているのか



 このような状況を受け、CLEARと楽天は今回、学習塾各社がどのようなオンライン授業を提供しているのか整理するため、独自調査を行い、提供事業者マップを作成することにした。調査は、おもな大手学習塾、および従前よりオンライン授業のみを提供しているおもな学習塾を対象として実施した。

 ただし、オンライン授業と一口に言っても、専用アプリやタブレットを活用し、学習者ひとりで問題を解き進めていく自立学習型コンテンツや、通信教育など、さまざまなサービスが想定される。本調査ではオンライン授業対応塾の定義を、「インプット・アウトプット・学習フォローアップのいずれか、または2つ以上を、講師またはコーチの指導の下、オンラインで提供する塾」としている。

 それぞれの項目の具体的なイメージは以下の通り。

●インプット
 録画映像授業を見る、リアルタイム授業で学ぶ
●アウトプット
 講師またはコーチからの問いかけに対し回答する
 不明な点を講師またはコーチに質問をする
 理解度確認のためのテストを受ける
●学習フォローアップ
 学習アドバイスを受ける
 学習計画を立てる

「オンライン授業提供事業者マップ」を公開



 それでは、学習塾各社は実際にどのような形態でオンライン授業を提供しているのか、マップとしてまとめてみよう。今回は、授業形態・指導形態・教室形態の3つの観点から学習塾各社を分類した。

オンライン授業提供事業者マップオンライン授業提供事業者マップ


 以下は、各観点別の分類イメージ。

1.授業形態
 映像授業+学習フォローアップ型/双方向ライブ授業型
2.指導形態
 集団指導型/個別指導型
3.教室形態
 完全オンライン型/オフライン・オンライン併用型

 まず、授業形態の観点からは、動画配信や映像授業にフォローアップサービスがセットになった「映像授業+学習フォローアップ型」と、ビデオ会議システムなどを活用したリアルタイムな「双方向ライブ授業型」に分類される。「映像授業+学習フォローアップ型」は、授業自体は一方向であるものの、授業外での電話やLINEなどのコミュニケーションアプリによるフォローアップを通じ、双方向のコミュニケーションを実現するサービスを提供しており、生徒のモチベーション維持のための各社の工夫が見られる。一方の「双方向ライブ授業型」でも、授業時間とは別に、「映像授業+学習フォローアップ型」と同様のフォローアップサービスを提供している学習塾は多い。

 次に、指導形態の観点からは、「集団指導型」「個別指導型」の2つに分類される。これについては、おおむね通常時の指導方法に基づいている。

 最後に、オンライン授業を教室形態の観点から見ると、「完全オンライン型」と「オフライン・オンライン併用型」に分けることができる。「完全オンライン型」は新型コロナウイルスの感染拡大を受けてというわけではなく、校舎を持たず、常時オンライン授業サービスを展開する、いわゆる「オンライン学習塾」のことを指す。一方、校舎を所有する学習塾では、一部の学習塾でオフライン授業に並行して常時オンライン授業のコースを開講しているものの、概ね新型コロナウイルス感染症対策期間中の特別措置として、オンライン授業を提供している。ここでは、このタイプの学習塾を「オフライン・オンライン併用型」と呼んでいる。

どのように「オンライン授業」対応塾を探せば良いのか



 「オフライン・オンライン併用型」学習塾の新型コロナウイルス感染症対策期間中の対応方針詳細については、学習塾・予備校各社の公式Webサイトのお知らせ欄や新型コロナウイルス感染症対策特設ページなどで確認することができる。また、リセマムにもオンライン授業に関する特集記事があるので参照されることをおすすめする。

 「完全オンライン型」学習塾を検索するうえで特におすすめしたいのが、中高生向けの学習ノート共有アプリ「Clear」である。アプリ内の塾選び機能を使ってユーザーが自分に合ったオンライン塾を探すことができ、申込者情報3点の入力のみで、手軽に気になる学習塾の資料請求や体験授業の申込みをすることもできる。4月には学習塾検索サイト「CLEAR塾えらびPowered by Rakuten」もリリースしている。こちらでもオンライン塾を探すことが可能だ。

(協力:楽天)
《編集部》

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