9月入学「反対」小中学生79%・高校生39%・大学生54%

 日本若者協議会は2020年5月12日、「9月入学」の是非に関する学生アンケート結果を発表した。小学生~大学院生全体では、「賛成」37.2%、「反対」47.0%、「どちらとも言えない」15.8%と、反対が賛成を上回った。

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9月入学への賛否(学生全体)
  • 9月入学への賛否(学生全体)
  • 9月入学への賛否(小中学生)
  • 9月入学への賛否(高校生)
  • 9月入学への賛否(大学生・大学院生)
 日本若者協議会は2020年5月12日、「9月入学」の是非に関する学生アンケート結果を発表した。小学生~大学院生全体では、「賛成」37.2%、「反対」47.0%、「どちらとも言えない」15.8%と、反対が賛成を上回った。

 新型コロナウイルスの感染拡大によって休校が長期化し、「9月入学」の議論が急浮上している現状を踏まえ、日本若者協議会は「9月入学」の是非に関するアンケートをWebサイトやSNS上で実施。全国の小学生から大学院生まで、計718名の回答を得た。調査期間は5月1日~5月10日。

 9月入学への賛否について、小学生~大学院生全体では、「賛成」37.2%、「反対」47.0%、「どちらとも言えない」15.8%と、反対が賛成を上回った。

 学齢別にみると、小中学生は「賛成」18.6%、「反対」78.6%、「どちらとも言えない」2.8%と、反対が賛成の4倍以上にのぼった。高校生は「賛成」41.1%、「反対」39.0%、「どちらとも言えない」19.9%、大学生・大学院生は「賛成」35.0%、「反対」53.5%、「どちらとも言えない」11.5%。高校生は賛成が反対を上回ったが、大学生・大学院生は反対が半数以上を占めた。

 自由回答をみると、賛成意見は「小学生最後の一年なのに、勉強も行事もちゃんと出来ないで終わってしまうからです。ちゃんとやりなおしたいです」(公立小学6年生・長野県)、「遅れを取り戻すためには休日返上での登校が必須であり、子供にも先生にも負担が大きすぎる」(公立中学2年生・神奈川県)など。

 一方、反対意見は「中学受験をする予定ですが、9月の入学は絶対に反対です。なんとか自宅学習でしのいで新学期が2ヶ月過ぎてほっとしているところで、9月からふりだしにもどるなんて絶望しかないと思います。この機会にオンラインの拡充に全力を注ぐことで、ゆくゆくは公立の学校も自宅学習スタイルと通室スタイルを選べるようになると一番良いと思います。今やるべきことは全学生一斉留年ではなく全力で学校のあり方をかえることだと思います」(公立小学6年生・埼玉県)、「約1年半浪人生活を送ることになる。精神的にきつい」(浪人生・埼玉県)などがあった。

 保護者からは、「未就学児が2名います。仮に9月入学が実行され、学年を決める基準日がずれることになると想定していた学年が変わってきます。多くの家庭では教育費や家庭環境、教育方針諸々で年の差を考えています。我が家でも入学年に合わせて学資保険を準備していますが、学年がずれれば入学後半年以上経って満期となります。それ以外にも想定していた学年が変わるのは大きな問題が出てくるはずです」(会社員・愛知県)など、きょうだいの年齢差や教育費、教育格差についての意見がみられた。なお、保護者からの回答は、回答数からは除外している。

 アンケート結果や教育現場の現状、専門的知見等を踏まえ、提言をまとめており、近日中に政府に提出予定としている。
《工藤めぐみ》

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