コロナ禍の子どもの外出、小中高生保護者の8割超「減らしたい」

 小中高生保護者の8割以上が、新型コロナ感染症拡大前よりも子どもの外出を減らしたいと考えていることが、進学塾・栄光ゼミナールが2020年7月6日に発表した調査結果より明らかとなった。

生活・健康 小学生
新型コロナウイルス感染症に関して、子どもはどのくらい知識があると思うか
  • 新型コロナウイルス感染症に関して、子どもはどのくらい知識があると思うか
  • 新型コロナウイルス感染症に関する子どもの知識・理解を深めるため、家庭でどのようなことに取り組んでいるか
  • 子どものみで外出する際、保護者が子どもに対し、どのようなことを行っているか
  • 今後、子どものみで外出する機会や時間の長さについて、どのように考えているか
  • 今後の子どもの学習や受験について、不安に感じることはあるか
 小中高生保護者の8割以上が、新型コロナ感染症拡大前よりも子どもの外出を減らしたいと考えていることが、進学塾・栄光ゼミナールが2020年7月6日に発表した調査結果より明らかとなった。

 新型コロナウイルス感染拡大後の生活に関する調査は、小学1年生~高校3年生の子どもをもつ栄光モニター会員を対象に実施。2020年6月8日から22日に調査を実施し、588人の有効回答を得た。

 新型コロナウイルス感染症に関して、子どもはどのくらい知識があると思うか聞いたところ、「とても知識がある」「それなりに知識がある」と回答したのは、小学生保護者84.2%、中学生保護者90.2%、高校生保護者93.5%と、子どもの年齢が高くなるにつれて多かった。新型コロナウイルス感染症に関する子どもの知識・理解を深めるため、家庭で取り組んでいることについては、小中高生保護者の8割以上が「報道などで得た情報を家族で共有する」と回答した。

 子どものみで外出する際、保護者が子どもに対しどのようなことを行っているかとの問いには、小中高生保護者の9割以上が「マスクを着用させる」と回答。このほか、「外出先でこまめに手洗い・うがいをするように子どもに伝える」「除菌・消毒液を持たせる」「外出先で除菌・消毒液があれば使うよう子どもに伝える」など、特に高校生の家庭が積極的に感染予防に取り組んでいることが明らかとなった。今後、子どものみで外出する機会や時間の長さについては、小中高生保護者の8割以上が、感染拡大前よりも「子どもの外出を減らしたい」と回答した。

 今後の子どもの学習や受験について、不安に感じることを聞いたところ、小学生保護者は「学校選びのための情報収集(説明会・オープンキャンパス等)が十分にできないのではないか」、中高生保護者は「休校期間中の学校のカリキュラムの遅れを取り戻すことができるか」がそれぞれもっとも多い回答だった。
《桑田あや》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top