コロナ禍の防災対策「分散避難」約半数が知らず…ミドリ安全調査

 災害時、感染症の拡大リスクを抑えるため、避難所以外に「親戚・知人宅」「ホテル」「在宅避難」「車中泊」などに避難する「分散避難」について、母親の49.9%が知らないと回答していることが、ミドリ安全が2020年8月27日に発表した調査結果より明らかになった。

生活・健康 保護者
(左)「3密」回避のための避難方法や避難所への持ち物などを具体的に把握しているか/(右)「分散避難」という考えを知っているか
  • (左)「3密」回避のための避難方法や避難所への持ち物などを具体的に把握しているか/(右)「分散避難」という考えを知っているか
  • (左)新型コロナウイルスの影響で、家庭の防災食(非常食)の備蓄は増えたか/(右)災害により避難が必要になった際、防災バッグなどの避難グッズを用意しているか
  • 避難用の防災グッズの中に用意している感染対策グッズ
  • 近年の感染症や自然災害の対策として、移住など居住エリアを変えたいと思ったことがあるか
 災害時、感染症の拡大リスクを抑えるため、避難所以外に「親戚・知人宅」「ホテル」「在宅避難」「車中泊」などに避難する「分散避難」について、母親の49.9%が知らないと回答していることが、ミドリ安全が2020年8月27日に発表した調査結果より明らかになった。

 調査は、子どもと同居している20歳から49歳までの全国の女性を対象に実施したもの。北海道、東北地方、関東地方、中部地方、近畿地方、中国地方、四国地方、九州沖縄地方の8地域に分け、各地域100名、計800名の回答を集計している。調査時期は2020年8月12日~17日。なお、機微情報につき、調査実施時点で災害救助法適用地域に指定されていた山形県、長野県、岐阜県、島根県、福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、鹿児島県は除外している。

 新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための避難方法として、「3密」回避のための避難方法や避難所への持ち物などを把握しているかを聞いたところ、「しっかりと把握できている」19.2%、「あまり把握できていない」57.4%、「まったく把握していない」23.4%という結果だった。

 災害時、感染症の拡大リスクを抑えるため、避難所以外に「親戚・知人宅」「ホテル」「在宅避難」「車中泊」などに避難する「分散避難」について、「実施方法など内容まで知っている」はわずか8.5%。「言葉だけ聞いたことがある」41.6%、「聞いたことがない/知らない」49.9%で、認知度が低いことが明らかになった。

 新型コロナウイルスの影響で、家庭での防災食(非常食)の備蓄は、「とても増えた」6.0%、「どちらかというと増えた」24.4%で、あわせて30.4%が「増えた」と回答。災害による避難が必要となった際にすぐに持ち出せる避難グッズを、「ほとんど用意していない」28.0%、「まったく用意していない」33.6%と、あわせて61.6%が「用意していない」ことがわかった。

 避難用の防災グッズの中に用意している感染対策グッズとしてもっとも多かったのは「マスク」68.5%。ついで、「除菌シート」58.8%、「アルコール消毒液」49.7%、「ハンドソープ・石鹸」45.0%、「体温計」40.7%、「上履き・スリッパ」39.2%。

 近年の感染症や自然災害の対策として、移住など居住エリアを変えたいと思ったことがあるかという質問には、「大いに考えた」6.1%、「どちらかというと考えた」17.6%で、約4人に1人が居住エリアを変えたいと思ったことがあると回答した。地方別にみると、関東地方で37.0%と約3人に1人が居住エリアを変えたいと考えたことがあることがわかった。
《外岡紘代》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)