横国大・上智大、新年度から対面授業へ…学修機会の確保

 横浜国立大学は2020年12月23日、2021年度(令和3年度)は可能な限り対面授業を実施するよう準備を進めていると公表した。上智大学も対面での授業を原則とすることを決めている。また、文部科学省は、後期等の授業の実施状況について調査結果をまとめている。

教育・受験 大学生
横浜国立大学
  • 横浜国立大学
  • 上智大学
  • 東京大学
  • 東北大学
  • 大学等における後期等の授業の実施状況に関する調査(一部)
 横浜国立大学は2020年12月23日、2021年度(令和3年度)は可能な限り対面授業を実施するよう準備を進めていると公表した。上智大学も対面での授業を原則とすることを決めている。また、文部科学省は、後期等の授業の実施状況について調査結果をまとめている。

 文部科学省が12月23日に公表した「大学等における後期等の授業の実施状況に関する調査」では、調査対象校(377校)のうち50.4%が、授業全体の半分以上を対面授業で実施していると回答。残りの49.6%は、対面授業の実施割合は半分未満となっていた。文部科学省は大学等に、感染対策を十分に講じたうえでの面接授業の実施が適切と判断されるものについては、面接授業の実施を検討するなど、学生の理解や納得を得た形での学修機会の確保に努めることを依頼している。

 横浜国立大学は、10月5日から秋学期が始まり、オンライン授業を原則としつつも、卒業・修了年次以外の学年も進級などに必須な一部の授業(実験・実習・実技等)について対面での授業を再開した。2021年度の学部の授業科目については、学内の安全・安心な環境を整えたうえで、可能な限り対面授業を実施するよう準備を進めているという。各授業科目の実施形態等については、今後、各学部のWebサイトで3月中旬までに知らせる。

 上智大学は12月22日、2021年度の授業は対面での授業を原則とすることを公表。座席の間隔を確保する新たな教室定員を設定して教室の配当を行い、また、室内換気についても徹底した確認作業を進め、文部科学省や厚生労働省の提示している必要換気量を満たす環境を維持できるように準備している。ただし、例年、受講者数が200人を超えるような大人数科目においては、オンデマンドによる開講とする。授業によっては、対面授業とオンデマンド授業を複数回ずつ組み合わせて行うような形態も考えており、2020年度に行ったオンライン授業での経験を生かした効果的な授業形態を積極的に取り入れて実施していく予定。

 東京大学は2021年度の授業について、引き続き学生および教職員の健康に最大限の注意を払いつつ、教育効果、受講者数、科目の特性、人的ネットワークの構築を含む学生の成長機会の確保を考慮して、対面・オンライン・併用の各授業形態の良さを生かしながら実施する。対面授業などキャンパス内での学びの機会がほとんどないまま、学期を通じて自宅でのオンライン授業の受講に終始するような学生が生じることのないように対応を講じるという。

 東北大学の2021年度の授業については、新型コロナウイルス感染拡大防止のための対応を引き続き行いながら、各授業科目で学修する内容・特性に合わせ、キャンパスで行う対面授業とオンライン授業を効果的に併用した授業を実施。学部1年生をはじめとした低学年次の学生を対象とする授業においては、全学教育科目を中心に対面での学修効果を重視した授業を行う。
《田中志実》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top