英検、2021年度の検定料を決定…英検CBT・英検S-CBTは統合

 日本英語検定協会(英検協会)は2021年2月5日、2021年度「英検」「英検S-CBT」「英検S-Interview」の検定料を発表した。また、「英検CBT」と「英検S-CBT」は2021年度4月実施分より「英検S-CBT」にサービスを統合する。

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 日本英語検定協会(英検協会)は2021年2月5日、2021年度「英検」「英検S-CBT」「英検S-Interview」の検定料を発表した。また、「英検CBT」と「英検S-CBT」は2021年度4月実施分より「英検S-CBT」にサービスを統合する。

 2021年度の英検(従来型英検)は、1級が1万2,600円(2020年度は1万300円)、2級が1万700円(同 8,400円)と値上がりする。2級から5級までは、一次試験と二次試験を本会場・準会場のどちらで受験するかで検定料が変わってくる。

 英検協会は2021年度 検定料決定の理由について、新型コロナウイルスの影響があると説明。2020年度は本会場として借りる学校施設が、新型コロナウイルスの影響で借りられず、借用費が高額で緊急時以外にはほとんど使用しない施設も多く借りて実施しなければならなかった。また、借りられた場合であっても、試験日直前に急きょ借りられなくなるというケースも多くあったという。

 2021年度も一定期間、新型コロナウイルスが全国規模で影響を及ぼすことが予想されることから、英検(従来型英検)のおもな試験会場を従来の本会場から準会場へとシフト。全国約2万の準会場に登録している団体に受入要請を行い、準会場での一般申込の受験者の収容数確保に努め、1人でも多くの一般申込の受験者が自宅近辺の準会場に登録している団体の会場にて準会場料金で受験できるようにしていく。

 この取組みは、コロナ禍の現在、2020年度から試行的に実施しており、英検協会が協力を依頼した準会場に登録された団体からはおおむね賛同の声が寄せられているという。

 また、これまでサービスを提供してきた「英検CBT」と「英検S-CBT」は、2021年度4月実施分より「英検S-CBT」にサービスを統合。今後、英検のCBT方式での試験は「英検S-CBT」に一本化される。統合に伴い、「英検S-CBT」のライティングの試験方法を2021年度から二者択一制に変更する。変更内容の詳細は、Webサイトに近日中に掲載される。
《外岡紘代》

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