京都大学「コロナ×人文社会学」オンライン講義を無料公開

 京都大学・人社未来形発信ユニットは、2021年2月7日~3月21日の毎週土・日曜日に、「京都大学オンライン公開講義 “立ち止まって、考える”」シーズン2を実施する。人文社会科学の講義をYouTubeライブにてリアルタイムで無料配信する。

教育・受験 大学生
講義・講師紹介
  • 講義・講師紹介
  • 京都大学オンライン講座
  • オンライン講義スケジュール
  • シーズン1実施後の反響
 京都大学・人社未来形発信ユニットは、2021年2月7日~3月21日の毎週土・日曜日に、「京都大学オンライン公開講義 “立ち止まって、考える”」シーズン2を実施する。人文社会科学の講義をYouTubeライブにてリアルタイムで無料配信する。

 「京都大学オンライン公開講義 “立ち止まって、考える”」は、コロナパンデミックを共通のテーマと設定している。社会学・科学哲学・美学などさまざまな人文社会科学分野の教授陣が授業を展開する。

 前回のシーズン1ではメディアやSNSを通じて話題となり、初回のライブ配信講義は約1万5,600人がリアルタイムで視聴した。現在でも視聴数は伸びており、動画の再生回数はシリーズ累計約32万5,147回に達している。

 今回のシーズン2は、誰でも申し込み不要で視聴することができる。アーカイブ配信も行われるため、講義時間外でも視聴可能。YouTubeライブのチャット機能を通じて、教授と受講者がコロナパンデミックについて議論する。参加者全員で授業を作る形がこの講義の魅力だ。

 実施日程について、2021年2月7日~3月21日の毎週土・日に各日2回開講される。時間は2部制で、午前の部は11時~12時の1時間、午後の部は14時~15時の1時間。講義は、現代技術文化史「技術文化史から考えるポストコロナ社会」、文化遺産学「文化遺産が語る人類と災禍」など。時間割は分野によって異なり、Webサイトで確認できる。

 2月7日からの講義開始に先立ち、2月4日にオリエンテーション実施された。同講義シリーズを企画した、出口康夫教授によって実施の背景やオンライン講義の共有の可能性について語られた。アーカイブ配信で視聴可能。

◆京都大学オンライン公開講義 “立ち止まって、考える” シーズン2
日時:2021年2月7日(日)~3月21日(日)毎週土・日開講 各日2回 各1時間(11:00~12:00、14:00~15:00)時間割の詳細はwebサイトにて確認できる
会場:授業配信YouTube 
対象:誰でも視聴可能
講義・講義講師:
・科学哲学:科学哲学の観点からみたコロナをめぐる言説 - 文学研究科・准教授:伊勢田哲治
・西洋哲学史:パンデミックから考える権力と国家 フーコーからヘーゲルへ - 文学研究科・教授:大河内泰樹
・倫理学:会話と社交の倫理学 - 文学研究科・教授:水谷雅彦
・現代技術文化史:技術文化史から考えるポストコロナ社会 - 文学研究科・教授:喜多千草
・社会学:コロナ禍における外国人住民と質的調査 - 文学研究科・准教授:安里和晃
・文化遺産学:文化遺産が語る人類と災禍(1)~(2)- 文学研究科・教授:吉井秀夫
・文化遺産学:文化遺産が語る人類と災禍(3)~(4)- 文学研究科・助教:内記理
・文化遺産学:文化遺産が語る人類と災禍(5)~(6)- 文学研究科・助教:冨井眞
・西洋美術史:人をつなぐものとしての美術 前近代の西洋美術に注目して - 文学研究科・教授:平川佳世
・美学:「ふれる」ことの美学 - 文学研究科・准教授:杉山卓史
《安田萌香》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top