国家公務員総合職「院卒+大卒程度」申込者過去最少…女子は過去最高

 旺文社教育情報センターは2021年4月1日、2020年度国家公務員採用総合職試験の「院卒者試験」「大卒程度試験」の結果が発表されていることから、概要をまとめて公表した。

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 旺文社教育情報センターは2021年4月1日、2020年度国家公務員採用総合職試験の「院卒者試験」「大卒程度試験」の結果が発表されていることから、概要をまとめて公表した。

 人事院は、2020年度 国家公務員採用総合職試験の「院卒者試験」「大卒程度試験」の合格発表の第1次を7月17日、最終発表を8月21日に行った。「院卒者試験」は申込者数1,765人で前年比95人減(5.1%減)。合格者数は501人で前年比152人減(23.3%減)となり、競争率は3.5倍(前年2.8倍)となった。

 「大卒程度試験」は申込者数1万4,965人で前年比470人減(3.0%減)、合格者数は1,216人で前年比71人増(6.2%増)で、競争率12.3倍(前年13.5倍)だった。「院卒+大卒程度」の合計申込者数は4年連続で減り、現行制度が始まった2012年度以降で過去最少だった。女性の申込者数は6,373人(院卒者512人、大卒程度5,861人)で、全体の申込者数に占める割合は38.1%となり、過去最高となった。

 そのほか、大学別合格状況では一覧にまとめている。「院卒者試験」と「大卒程度試験」の合格者合計がもっとも多かったのは東京大学で249人、ついで京都大学131人、早稲田大学90人、北海道大学69人、東北大学65人、中央大学60人、立命館大学59人、岡山大学56人、東京工業大学51人、名古屋大学51人だった。
《田中志実》

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