日本英語検定協会は、2021年度第1回の実用英語技能検定(英検)の個人申込を例年より早い4月15日に締め切る。新型コロナウイルスの影響で、会場確保が難しくなることが予想されることから。同協会は、会場設置のめどが立った場合は締切りを延長するという。 2021年度第1回の実用英語技能検定(英検)の試験は、5月末から開始する。個人申込については、これまで多くの年度においてゴールデンウイーク明けに締切日を設けていたが、2021年度は4月15日と早い設定となっている。いまだ、新型コロナウイルスの収束が見えない現状で、試験会場の確保が困難を極めることが予測される。同協会は、英検受験の希望者に人数制限を設けることなく、全員が受験できるよう準備期間を長く取り、試験会場確保に努めるために締切りを早めた。なお、準会場および本会場での団体申込の締切りは4月30日まで。 現在、全国約2万の準会場実施団体の中には、コロナ禍の現状でも個人申込の受験者への支援として団体所属の生徒以外に、一般が一定程度団体の会場で受験できるよう受け入れ協力をしているという。英検のWebサイトでは、「一般受験者受け入れ準会場一覧」として、紹介している。 会場設置については、全国規模でめどが立った場合は、個人受検の申込締切を4月15日から5月6日に延長する。延長になった場合は4月13日ころに再度Webサイトで案内する。