千葉県のICT教育、生徒所有の端末も活用し1人1台推進

 千葉県教育委員会は2021年6月15日、令和4年度(2022年度)からのICT活用について公表した。県立高校や県立特別支援学校では、生徒所有のスマートフォンを活用し、県が整備したタブレット端末も併用しながらICTを活用した教育を行う。

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 千葉県教育委員会は2021年6月15日、令和4年度(2022年度)からのICT活用について公表した。県立高校や県立特別支援学校では、生徒所有のスマートフォンを活用し、県が整備したタブレット端末も併用しながらICTを活用した教育を行う。

 千葉県教育委員会は県立高校と県立特別支援学校を対象に、Wi-Fi環境を整備する。それによって、生徒が所有するスマートフォンやタブレット端末等を、通信料の負担なく接続できるようにし、2022年度からICT機器を活用した授業を推進する。いわゆるBYOD(Bring Your Own Device)と呼ばれる、個人の所有する端末を持ち込めるようにする。また、県が整備したタブレット端末も併用し、1人1台端末環境で、ICTを活用した教育を行う。なお、各学校のICT活用の方針によっては、保護者の理解を得たうえで、指定の端末を準備する場合もあるという。

 学校内での通信料は県が負担する。家庭で使用する県の貸出用端末や個人で所有している端末の充電については、各家庭で負担する。

 スマートフォンやタブレット端末等を使った学習例として、授業で理解できなかった内容の復習や、学習履歴の確認、実験等の動画、タブレットを使った資料作成、遠隔授業等をあげている。

 ICT活用に関するQ&Aも掲載しており、授業中のゲームについては「目的以外に使用しない等、スマートフォン等の使用のルールを定め、指導していく」、セキュリティ対策については「生徒に不適切なホームページ等のアクセスをブロック」と回答している。
《工藤めぐみ》

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