2021年度の大学入試結果を振り返り、関西・私立大学の受験者数や実質倍率や入学辞退率を紹介する。近畿大学は志願者数が13万5,979人にのぼり、8年連続で全国1位となった。 2021年度大学入試は、大学入学共通テスト導入や受験人口の減少、コロナ禍であったこと等、異例づくしの年となった。河合塾によると、大学志願者数は、前年から3万人程度(4%程度)減少し、63万人台半ばになったと推定される。私立大一般選抜の志願者数は受験人口減だけでは説明がつかないほど大きく減少したという。 首都圏に続き、リセマムは2021年度の大学入試結果から、関西圏の私立大学で入学人員が1,000人を超える大学のうち、追手門学院大学、関西学院大学、関西大学、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、神戸学院大学、摂南大学、同志社大学、桃山学院大学、立命館大学、龍谷大学をピックアップ。各数値は代々木ゼミナールがWebサイトで公開している「2021年度入試結果」を参考にした。 12大学のうち、志願者数がもっとも多かったのは「近畿大学」13万5,979人、ついで「立命館大学」8万3,512人、「関西大学」7万9,511人、「龍谷大学」5万6,379人、「同志社大学」4万4,481人。なお、首都圏でもっとも志願者数が多かったのは「明治大学」9万9,470人だった。 受験者数がもっとも多かったのも「近畿大学」12万5,538人、ついで「立命館大学」8万1,224人、「関西大学」7万7,790人、「龍谷大学」5万1,577人、「同志社大学」4万3,022人。志願者数と受験者数が10万人を超えたのは、全国で近畿大学だけだった。 実質倍率は「追手門学院大学」5.252倍、「関西大学」4.134倍、「近畿大学」3.313倍、「京都産業大学」3.310倍、「龍谷大学」2.892倍の順に高かった。 入学辞退率は、「追手門学院大学」が66.3%ともっとも低く、「関西学院大学」72.7%、「甲南大学」74.1%、「同志社大学」75.2%、「桃山学院大学」77.1%の順に低かった。なお、入学辞退率は、募集人数を入学者とみなし、合格者数と募集人員との差の、合格者数に対する割合を算出した。 各項目でのトップ10は以下のとおり。◆志願者数トップ101位 近畿大学2位 立命館大学3位 関西大学4位 龍谷大学5位 同志社大学6位 京都産業大学7位 関西学院大学8位 摂南大学9位 神戸学院大学10位 追手門学院大学◆受験者数トップ101位 近畿大学2位 立命館大学3位 関西大学4位 龍谷大学5位 同志社大学6位 京都産業大学7位 関西学院大学8位 摂南大学9位 神戸学院大学10位 追手門学院大学◆実質倍率トップ101位 追手門学院大学2位 関西大学3位 近畿大学4位 京都産業大学5位 龍谷大学6位 甲南大学7位 同志社大学8位 摂南大学9位 関西学院大学10位 立命館大学◆入学辞退率(低い順)トップ101位 追手門学院大学2位 関西学院大学3位 甲南大学4位 同志社大学5位 桃山学院大学6位 関西大学7位 京都産業大学8位 摂南大学9位 龍谷大学10位 神戸学院大学