夏休み明けの子供たちへ、文科大臣がメッセージ

 文部科学省の萩生田光一大臣は2021年8月19日、メッセージ「夏休み後の学校がはじまって、不安や悩みがあるみなさんへ」を発表した。夏休み明けに不安や悩みがある子供たちへ向けて、1人で抱え込まず、身近な人に相談するよう呼びかけるとともに、相談窓口を紹介している。

教育業界ニュース 文部科学省
子供のSOSの相談窓口
  • 子供のSOSの相談窓口
  • 小学生のみなさんへ~不安やなやみがあったら話してみよう~
  • 中学生・高校生のみなさんへ~不安や悩みを話してみよう~
  • 学生等のみなさんへ
  • 保護者や学校関係者等のみなさまへ
 文部科学省の萩生田光一大臣は2021年8月19日、メッセージ「夏休み後の学校がはじまって、不安や悩みがあるみなさんへ」を発表した。夏休み明けに不安や悩みがある子供たちへ向けて、1人で抱え込まず、身近な人に相談するよう呼びかけるとともに、相談窓口を紹介している。

 児童生徒等の自殺者数は、コロナ禍で大きく増加している。特に長期休業明けは、児童生徒等の自殺者が増える傾向にあることから、文部科学大臣は8月19日、夏休み後の学校が始まり、不安や悩みがある小学生・中学生・高校生・学生等、子供に関わる保護者や学校関係者等に向けてメッセージを出した。

 メッセージでは、悩みや不安があるときには、1人で抱え込まず、家族や先生、友達、学校のスクールカウンセラー等、誰でもよいので身近な人に話してみてほしいと呼びかけている。どうしても周りの人に相談しづらいときには、電話やメール、ネット等を使って相談窓口に遠慮なく悩みを聞かせてほしいとし、通話料無料の24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)をはじめとした相談窓口一覧も紹介。「あなたの周りに元気がない友達がいたら、ぜひ積極的に声をかけてあげてください」とも記している。

 保護者や学校関係者等に向けたメッセージでは、子供の態度に現れる微妙なサインに注意を払い、子供たちの不安や悩みの声に耳を傾けるよう促している。子供の態度に現れる微妙なサインについては、「これまでに関心のあった事柄に対して興味を失う」「成績が急に落ちる」「不安やイライラが増し、落ち着きがなくなる」「投げやりな態度が目立つ」「健康管理や自己管理がおろそかになる」を例にあげている。
《奥山直美》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top