【高校受験2022】宮城県、コロナ対応について公表…出題範囲の縮小なし

 宮城県は2021年10月28日、令和4年度(2022年度)宮城県公立高校入学者選抜に係る新型コロナウイルス感染症への対応について公表。学力検査の出題範囲についての縮小は行わない。

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 宮城県は2021年10月28日、令和4年度(2022年度)宮城県公立高校入学者選抜に係る新型コロナウイルス感染症への対応について公表。学力検査の出題範囲についての縮小は行わない。

 10月28日に発表された「令和4年度宮城県公立高等学校入学者選抜に係る新型コロナウイルス感染症への対応について」では、新型コロナウイルス感染症に係る基本対応(第1次募集)や受験会場となる高等学校における対応、円滑な高等学校入学者選抜の実施に向けた対応等についてまとめている。

 感染症罹患者や濃厚接触者等、発熱等の症状がある者は本試験当日に受験することはできない。「追試験の日程で受験」「第2次募集の日程で受験」「書類審査で対応」のいずれかの方法で受験機会を確保する(発熱等の症状がある者は「追試験の日程で受験」のみ)。

 第1次募集に出願した受験者が感染または濃厚接触者に特定された場合、本試験前日時点で退院または待機解除となる者は本試験を受験できる。本試験が受験できなかった者のうち、追試験前日時点で退院または待機解除となる者等は追試験、本試験および追試験が受験できなかった者のうち、第2次募集前日までに退院または待機解除となる者等は国語・数学・英語の学力検査(第2次募集の学力検査問題)および面接・実技・作文(出願校が第1次募集で課したもの)による検査を受験できる。いずれの試験も受験できなかった者は、調査書等による書類審査を実施する。

 受験者の周囲(家族、同一中学校に在籍している生徒・教職員等)で感染者が確認されたが、受験者は濃厚接触者ではない場合、発熱等の症状がなければ本試験を受験できる。ただし、本試験の受験に際し、感染者が確認された中学校長から「新型コロナウイルス感染症に対する精神的不安」を理由に配慮申請があった場合は、当該中学校長と協議のうえ、該当する受験者の別室受験を認めることとする。発熱等の症状がある場合は、基本的に追試験を受験する。平熱の高い受験者は、中学校を通してあらかじめ高校に相談し、中学校長・保護者確認のうえ、別室で受験することも可とする。

 この他、学力検査の出題範囲についての縮小は行わない。調査書の取扱いについては、入学者選抜資料として調査書を活用するにあたって、出席日数や学習評価の内容等の記載により不利益を被ることのないようにする。また、諸活動の記録や指導上参考となる諸事項等の記載が少ないことをもって、入学志願者が不利益を被ることがないようにする。

 2022年度宮城県公立高等学校入学者選抜日程について、第1次募集・連携型選抜は2022年3月4日に学力検査、3月10日に追試験、3月16日に合格発表を実施。合格者数が募集定員に満たない高校では、3月23日に第2次募集の学力検査等を実施する。
《桑田あや》

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