新成人が読んだ本…18歳は学習参考書、20歳は?

 ハイブリッド型総合書店「honto」は2022年1月6日、新成人が読んだ本のランキングを発表した。成年年齢引下げにあわせ、20歳と18歳の直近1年間の書籍購買動向を比較しており、全ジャンル総合ランキングで20歳は「呪術廻戦」、18歳は学習参考書がトップ3を独占している。

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「速読英熟語」(増進会出版社)
  • 「速読英熟語」(増進会出版社)
  • ジャンル総合ランキング(紙・電子書籍の総合)
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  • ノンフィクションランキング
  • 「呪術廻戦」(集英社)
  • 「桜のような僕の恋人」(集英社文庫)
  • 「人は話し方が9割」(すばる舎)
  • 「聖域」(KADOKAWA)
 大日本印刷が丸善ジュンク堂書店、文教堂、トゥ・ディファクトと共同で運営するハイブリッド型総合書店「honto」は2022年1月6日、新成人が読んだ本のランキングを発表した。成年年齢引下げにあわせ、20歳と18歳の直近1年間の書籍購買動向を比較しており、全ジャンル総合ランキングで20歳は「呪術廻戦」、18歳は学習参考書がトップ3を独占している。

 新成人が読んだ本のランキングは、ハイブリッド型総合書店honto(丸善、ジュンク堂書店・文教堂とhontoサイトの本の通販ストア・電子書籍ストア)において、購買冊数を抽出して順位付けしたもの。2021年度の20歳(2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)と、成年年齢引下げにより2022年4月1日に新成人となる18歳(2003年4月2日~2004年4月1日生まれ)を対象にデータ抽出した。

 紙の本と電子書籍の全ジャンル総合ランキングでは、20歳は「呪術廻戦」(集英社)、18歳は「学習参考書」がトップ3を独占。20歳は、トップ20のうち「呪術廻戦」が17点入っている。一方、18歳の1位は大学入試に出る熟語・構文をほぼすべてカバーするZ会の「速読英熟語」(増進会出版社)、2位は「漢文早覚え速答法 共通テスト対応版」(学研プラス)、3位は「古文上達[基礎編]」(Z会)、4位は「やっておきたい英語長文500」(河合出版)。トップ20の4割を学習参考書が占めている。

 2021年は、TikTokの小説紹介投稿をきっかけに若い読者に文庫が読まれる現象が話題になった。今回の文庫本(紙の本)ランキングでも18歳の1位と20歳の4位の「桜のような僕の恋人」(集英社文庫)等、TikTokをきっかけにヒットした作品が多くランクインした。また、20歳の3位「人間失格」(新潮文庫)、18歳の3位「こころ 改版」(新潮文庫)と、高校の現代文で触れる名作も時代を問わず読まれている。

 ノンフィクション(紙の本)ランキングは、20歳の1位に2021年ビジネス書のベストセラー「人は話し方が9割」(すばる舎)が登場。20歳は社会に出るための準備として、ビジネス書の購入意欲が高まるようだという。18歳の1位には、若者に絶大な人気をもつ5人組YouTuber「コムドット」のリーダー、やまとによる初エッセイ「聖域」(KADOKAWA)が入っている。

 Hontoでは、ブックキュレーターが新成人へお勧めする本も紹介。「これは水です 思いやりのある生きかたについて大切な機会に少し考えてみたこと」(田畑書店)、「チェルノブイリの祈り 未来の物語 完全版」(岩波書店)、「ベトナム戦記 新装版」(朝日新聞出版)等を取りあげている。
《奥山直美》

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