英検、2022年度より成績表示に「技能別CEFR」追加

 日本英語検定協会は2022年2月4日、2022年度第1回実用英語技能検定より、「英検(従来型)」「英検S-CBT」「英検S-Interview」の各成績表示に新たに「技能別CEFR」を併記すると発表した。4技能ごとの英語力について、国際標準規格に照らしたレベル把握が可能となる。

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成績表示の例
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 日本英語検定協会は2022年2月4日、2022年度第1回実用英語技能検定より、「英検(従来型)」「英検S-CBT」「英検S-Interview」の各成績表示に新たに「技能別CEFR」を併記すると発表した。4技能ごとの英語力について、国際標準規格に照らしたレベル把握が可能となる。

 実用英語技能検定の各試験の結果は、従来の「合格・不合格」判定に加え、全級共通の一貫したスコア尺度である「英検CSEスコア」および、国際標準規格の「CEFRレベル」で示されている。「CEFRレベル」はこれまで1級~3級を対象に「4技能統合CEFR」を算出していたが、2022年度より、Reading、Listening、Writing、Speakingの「技能別CEFR」が新たに追加される。

 CEFRレベルは、欧米で幅広く導入されている外国語の熟達度をレベル別に示す国際標準機規格。A1レベル(初級学習者)からC2(熟達した学習者)まで6つのレベルが設定されている。英検では、2022年度より技能別英語CSEスコアに基づいた「技能別CEFR」の併記を開始。総合的な英語力に加え、「読む・聞く・書く・話す」の技能別の英語力についても国際標準規格に照らしたレベルを把握できるようになる。

 技能別CEFRが併記されるのは、「英検(従来型)」「英検S-CBT」「英検S-Interview」「英検IBA」。個人成績表や合格証書、英検CSEスコア証明書等に記載される。なお、4級・5級はCEFR算出範囲外のため、CEFRレベルは表示されない。詳細については、3月上旬にWebサイトに掲載予定。
《畑山望》

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