千葉県教育委員会は2022年2月24日、2021年度（令和3年度）の進路状況調査の結果を発表した。公立中学校等卒業者の高校等進学率は前年度0.2ポイント増の99.0％、公立高校卒業者の大学等進学率は前年度2.5ポイント増の52.6％となり、共に1985年調査以降の過去最高となった。 千葉県教育委員会では、国の「学校基本調査」の卒業者の状況調査票を補完する目的で、毎年独自に「進路状況調査」を実施・公表している。2021年度の進路状況調査は、2021年5月1日現在の県内の公立中学校、義務教育学校、高等学校の卒業者の進路状況をまとめたもの。国立・私立学校の数値については学校基本調査の結果数値を掲載している。 2021年3月の県内公立中学校卒業者総数は、前年度より2,067人減の4万8,038人。ピーク時（1989年）の9万4,845人の50.6％まで減少した。 高校等進学者数は、前年度より1,965人減の4万7,541人。進学率は、前年度比0.2ポイント増の99.0％。卒業者総数に対する県内の高校等への進学率は、前年度比0.1ポイント減の91.0％、県外の高校等への進学率は前年度比0.3ポイント増の8.0％。 2021年3月の県内公立高校（全日制・定時制）卒業者総数は、前年度より359人減の3万2,464人。ピーク時（1992年）の5万7,213人の56.7％に減少している。大学等進学者数は、前年度より642人増加し1万7,074人に。進学率は、前年度比2.5ポイント増の52.6％となった。
