人事院初「就職活動を終えた学生を対象とする意識調査」結果発表

 人事院は、2021年度の就職活動を終えた学生を対象とする意識調査を実施し、結果概要を発表した。この調査の実施は初めての取組み。詳細な分析を行い、人材確保施策の改善につなげていきたい考え。

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国家公務員の仕事や働き方に対するイメージ
  • 国家公務員の仕事や働き方に対するイメージ
  • 職業として国家公務員を選ばなかった理由
 人事院は、2021年度の就職活動を終えた学生を対象とする意識調査を実施し、結果概要を発表した。この調査の実施は初めての取組み。詳細な分析を行い、人材確保施策の改善につなげていきたい考え。

 「本年度就職活動を終えた学生を対象とする意識調査」は、2021年9~12月の調査期間に、東京大学や京都大学を始めとする15大学周辺に設置されている「SHIRUCAFE」に登録する2,013名とインターネット調査に参加した1,064名が調査対象者。有効回答数は3,053名で、有効回答率は99.2%。

 「国家公務員の仕事や働き方に対するイメージ」に関する質問では、「周囲の人に誇れる職業である」「スケールが大きい」「やりがいのある仕事である」と回答した者が7割を超えた。一方、「仕事の私生活の両立ができる」が5割に届かず、「人間関係や職場の雰囲気が良さそう」は3割で止まる等、肯定的な意見が集まらない意見もあった。

 就職先に国家公務員を選択しなかった理由として、「採用試験の勉強や準備が大変」が76.0%ともっとも多く、ついで「業務内容をこなすことが大変そう」「業務内容に魅力を感じなかった」「超過勤務や深夜・早朝に及ぶ勤務が多そう」が約6割の票を集めた。

 内々定を得た時期や、第一志望先を決定した時期としては、65.0%が2021年4月までに内々定を獲得、52.2%が5月までに第一志望を決定していたと回答した。
《高垣愛》

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