河合塾によると、2022年度の全体志願者数は2003年度の88％まで減少した。しかし、現役生は103％とむしろ増加、一方、既卒生は49％と半数以下まで減少した。私立大学については、志願者は前年比100％と前年並み。志願者数はコロナの影響等から2021年度入試で大幅に減少しており、2020年度以前の状況には戻っていないという。
リセマムでは、首都圏の私立大学で募集人員が1,000人を超える大学のうち、青山学院大学、学習院大学、慶應義塾大学、国学院大学、駒澤大学、上智大学、成蹊大学、成城大学、専修大学、中央大学、東京理科大学、東洋大学、日本大学、法政大学、明治学院大学、明治大学、立教大学、早稲田大学（五十音順）の18大学をピックアップした。各数値は代々木ゼミナールがWebサイトで公開している「2022年度入試結果」を参考にした。
18大学のうち、志願者数がもっとも多かったのは「法政大学」10万8,343人、ついで「明治大学」10万2,426人、「東洋大学」9万8,261人、「早稲田大学」9万3,843人、「日本大学」9万3,770人。法政大学と明治大学は前年の志願者減の反動で志願者が増加、再び10万人を超えた。
受験者数がもっとも多かったのは「法政大学」10万3,831人、ついで「明治大学」9万6,434人、「東洋大学」9万4,596人、「日本大学」8万6,911人、「早稲田大学」8万6,042人。
実質倍率は「早稲田大学」5.728倍、「法政大学」4.517倍、「青山学院大学」4.094倍、「立教大学」3.932倍、「明治大学」3.613倍の順に高かった。
入学辞退率は、「慶應義塾大学」が63.35％ともっとも低く、「早稲田大学」66.41％、「青山学院大学」72.23％、「学習院大学」73.14％、「明治学院大学」73.81％の順に低かった。なお、入学辞退率は、募集人数を入学者とみなし、合格者数と募集人員との差の、合格者数に対する割合を算出した。
各項目でのトップ10は以下のとおり。
◆志願者数トップ10
1位 法政大学
2位 明治大学
3位 東洋大学
4位 早稲田大学
5位 日本大学
6位 中央大学
7位 立教大学
8位 東京理科大学
9位 青山学院大学
10位 専修大学
◆受験者数トップ10
1位 法政大学
2位 明治大学
3位 東洋大学
4位 日本大学
5位 早稲田大学
6位 立教大学
7位 中央大学
8位 東京理科大学
9位 青山学院大学
10位 専修大学
◆実質倍率トップ10
1位 早稲田大学
2位 法政大学
3位 青山学院大学
4位 立教大学
5位 明治大学
6位 国学院大学
7位 慶應義塾大学
8位 中央大学
9位 学習院大学
10位 成蹊大学
◆入学辞退率（低い順）トップ10
1位 慶應義塾大学
2位 早稲田大学
3位 青山学院大学
4位 学習院大学
5位 明治学院大学
6位 上智大学
7位 国学院大学
8位 中央大学
9位 成城大学
10位 日本大学
