東京都教委、産婦人科医によるヘルスケア相談開始10月

 東京都教育委員会では2022(令和4)年10月1日から、都立高校等における産婦人科医を活用したユースヘルスケア事業を開始する。産婦人科医を学校医とし、思春期特有の心や体の悩みに関する専門的な相談に対応する。

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相談流れのイメージ
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  • 生徒・保護者向けリーフレット
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 東京都教育委員会では2022(令和4)年10月1日から、都立高校等における産婦人科医を活用したユースヘルスケア事業を開始する。産婦人科医を学校医とし、思春期特有の心や体の悩みに関する専門的な相談に対応する。

 対象者は、生徒・保護者・教職員。実施校は、青山高等学校・つばさ総合高等学校・本所高等学校・石神井高等学校・八王子拓真高等学校・立川高等学校・瑞穂農芸高等学校・立川国際中等教育学校・永福学園・王子特別支援学校の10校。

 思春期に多いさまざまな悩みに対して、産婦人科医は養護教諭等と連携し、対面やオンラインで個別相談を実施する。相談例は、生理前の体の不調・生理痛・不正出血等の月経に関すること、ダイエット・食欲がない・容姿等の体重や外見の悩み、腹痛・頭痛・だるい・眠れない等の体のつらさ、将来の妊娠や出産についての不安、友人や家族との人間関係からの心身不調等、多様。

 病院に行くには少しハードルが高いと感じる内容も、学校で産婦人科医に直接相談できる。個別相談の結果、薬の処方や専門的な診療が必要な場合は、医療機関への受診を案内する。

 自己判断する前に、専門医に気軽に相談できる場所があることを忘れず、1人で悩まないよう相談してほしいと呼びかけている。


《藤本ゆう子》

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