高校生の約7割、情報収集は“デジタル“と“紙”で使い分け

 大多数の高校生が、マンガ・雑誌の閲覧は”紙”、レジャーや大学進学の情報収集は”デジタル”等、内容によって使用する媒体を使い分けていることが、スタディプラスが実施した調査より明らかになった。

生活・健康 高校生
いま通っている高校からの連絡手段を選べるとしたら、どちらが良いですか?
  • いま通っている高校からの連絡手段を選べるとしたら、どちらが良いですか?
  • 雑誌はどちらで見ますか?
  • メモはどっちで取ることが多いですか?
  • 遊びに行く場所や出かける場所の情報は、どちらで得ていますか?
  • 情報を取得する際、紙とWeb・SNSを使い分けていますか?

 大多数の高校生が、マンガ・雑誌の閲覧は”紙”、レジャーや大学進学の情報収集は”デジタル”等、内容によって使用する媒体を使い分けていることが、スタディプラスのStudyplusトレンド研究所が実施した調査より明らかになった。

  調査は2022年10月3日~10月4日、全国の「Studyplus」ユーザーの高校生を対象にインターネットにて行った。回答者数は2,951名。

 最初に、「学校生活」における連絡手段について、「全校向けの連絡(休校や学校行事)」や「授業や課題に関する連絡」は紙・デジタルのどちらで行われているか、また、選べるとしたらどちらが良いか尋ねたところ、すべての項目において「デジタル派」が「紙派」を上回る結果となった。特に、生徒目線で希望する連絡手段については77.5%が「デジタル派」と答えており、学校生活における連絡手段については「デジタル派」が主流になっていることがわかった。

 次に、「日常生活」について「雑誌」「マンガ」はどちらで見ることが多いか、また「メモ」はどちらで取ることが多いか尋ねたところ、すべての項目において「紙派」が「デジタル派」を上回る結果に。特に「雑誌」は79.7%が「紙派」と答えており、元々紙媒体のものは、紙での閲覧が主流である傾向にあることがわかった。「メモ」を取る行為は64.9%が「紙派」と答えているが、紙だけでなくスマホやタブレット、PC等の「デジタル派」も一定数見られた。

 「情報収集」について、「遊びやお出かけの情報」や「大学の情報」は、どちらで得ているか尋ねたところ、「遊びやお出かけの情報」については、「デジタル波」が98.6%という結果に。また、「大学の情報」も79.1%が「デジタル波」と答えており、情報収集にはデジタルを活用している人が大多数であることが明らかになった。

 最後に、情報を取得する際に「紙」と「Web・SNS」を使い分けているか尋ねたところ、71.1%が使い分けているという結果に。自由記述では「特に信憑性を必要とする場合は紙を使用している。なぜなら、デジタルはデマやフェイクニュースが多いから」「大事な予定や忘れたくないことは紙で管理する。ちょっとした予定はスマホに書き込む」等、高校生のリアルな声が寄せられた。


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《木村 薫》

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