高校受験対策「教材選びで悩んだ・失敗した」65.5%

 じゅけラボ予備校は、高校受験を経験した16~19歳の男女を対象に、高校受験勉強に関する悩みの実態調査を実施した。教材選びで悩んだり失敗したりしたことがある人は65.5%、学習計画と勉強法では8割以上もの受験生が悩みを抱えていたことが明らかとなった。

教育・受験 中学生
アンケート内容
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 じゅけラボ予備校は、高校受験を経験した16~19歳の男女を対象に、高校受験勉強に関する悩みの実態調査を実施した。教材選びで悩んだり失敗したりしたことがある人は65.5%、学習計画と勉強法では8割以上もの受験生が悩みを抱えていたことが明らかとなった。

 同調査は、事前調査で「高校受験をしたことがある」と回答した16~19歳の男女1,096名を対象にインターネット調査を実施。調査期間は、2022年9月21日~28日の8日間。「教材選び」「学習計画の作成」「勉強法」の3つの軸で、高校受験勉強に関するアンケートを行った。

 はじめに「受験勉強の問題集・参考書等の教材選びで悩んだこと、失敗したことはあるか?」と複数回答可で質問をすると、「失敗したことがある」が259人、「悩んだことがある」523人、「失敗したことも悩んだこともない」と回答した人が378人という結果になり、教材選びで悩んだり失敗したりしたことがある人は65.5%にのぼることがわかった。

 「失敗したことがある」「悩んだことがある」と回答した人に原因を尋ねると「自分に合う、自分に必要な教材の選び方がわからなかった」が565人と圧倒的多数を占め、「志望校や志望学部に合わせた教材の選び方がわからなかった」208人、「科目ごとに教材を何冊組み合わせればよいかわからなかった」と回答した人が151人と続いた。高校受験における教材選びでは、自分のレベルや志望校に合った教材を選ぶことが重要であるが、数ある教材の中から最適な教材を自分で選ぶのは難しいようだ。

 志望校合格に向けた「受験勉強の学習計画の作成」についての質問では「学習計画の立て方がわからなかった」と回答した人が342人、「自分の作った学習計画通りに学習が進まなかった」308人、「自分の作った学習計画に自信がもてなかった」254人と受験勉強の学習計画の作成について悩みを抱える人は8割以上いることがわかった。高校受験では、入試日までの限られた時間で志望校のレベルに到達するように勉強を進めていかなければならないが、学校でも塾でも学習計画の立て方を教えてくれるところは少なく、生徒自身が自分で正しい学習計画を立てることが難しい現状であることがうかがえた。

 受験勉強についての「勉強法の悩みは?」には、「自分に合った勉強法が分からなかった」が508人と多数を占めた。他には「勉強の効率が良く学習効果が高い勉強法がわからなかった」319人、「色々な勉強法があってどれが正しいか分からなかった」と回答した人は300人で、受験勉強に悩みを抱える人も8割以上にのぼる結果となった。限られた時間で志望校合格を勝ち取るためには、自分に合った効率の良い勉強方法で取り組むべきであるが「勉強方法が合っていない」または「非効率な方法」が「真面目に勉強に取り組んでいるのに点数が上がらない」という結果を招いているのかもしれない。

 「学習計画」と「勉強法」に悩みを抱える人が多数いる中で「教材選びと毎日の学習計画表、勉強法を全て提示してくれる学習サービスがあれば利用したいと思いますか?」と尋ねると「利用したい」と回答した人が42.7%、「興味がある」38.6%という結果に。理由については「自分に合った学習計画を作成してほしいから」と回答した人が509人、「自分に合った勉強法を指導してほしいから」466人、「自分に合った教材を選んでほしいから」が340人であった。

 多くの受験生が、高校受験の「教材選び」「学習計画」「勉強法」について悩み、生徒ひとりひとりが「いつ」「何を」「どのように」勉強すれば良いかがわかる、悩みが解決できるサービスの利用を望んでいる。


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