子供のSDGs認知度は95%…きっかけは「学校」が最多

 栄光ゼミナールは2022年10月20日、「小中高生の家庭のSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)に関する意識調査」結果を発表した。調査によると子供のSDGs認知度は94.9%と高く、SDGsへの認知度が向上していることが明らかとなった。

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子供は「SDGs」という言葉を知っているか
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  • 子供が「SDGs」を知ったきっかけは

 栄光ゼミナールは2022年10月20日、「小中高生の家庭のSDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)に関する意識調査」結果を発表した。調査によると子供のSDGs認知度は94.9%と高く、SDGsへの認知度が向上していることが明らかとなった。

 栄光ゼミナールは、「気候変動」「人権」「食」「貧困」「エネルギー」等、中学入試でSDGsに関するさまざまなテーマが取り上げられていることを受け、中学1年生~高校3年生の子供を持つ栄光モニター会員(栄光ゼミナール・栄光の個別ビザビ・大学受験ナビオに通う保護者)を対象としてインターネットで調査を実施し、273名の有効回答を得た。

 保護者に対し、子供は「SDGs」という言葉を知っているかどうかを聞いたところ、「知っている」と回答した保護者は94.9%と9割を超えた。また自身が「SDGs」という言葉を「聞いたことがある」と回答した保護者は98.9%となり、子供、保護者どちらにも「SDGs」という言葉が浸透してきていることがわかった。

 子供が「SDGs」という言葉を「聞いたことがある」と回答した保護者に、子供が「SDGs」という言葉を知ったきっかけを聞いた。もっとも多かったのは「SDGsについて学校で学んだ」で84.9%ともっとも多く、前回調査の73.6%よりも大きく上昇した。ついで「SDGsに関するニュースを見たり聞いたりした」が53.7%、「家庭内でSDGsに関する話題を話した」が25.1%と続いた。

 その他、学校で出された宿題や課題に「SDGs」に関連するものが「あった」との回答は21.2%。内容としては自由研究や調べ学習が多く、啓発ポスターや標語の作成、課題作文等さまざまだった。

 さらに保護者が、自身の子供に対して「SDGs」に関心をもってほしいか聞いたところ、「とてもそう思う」が37.0%、「ややそう思う」が57.5%だった。関心を持ってほしいと考える理由については、「世界規模の課題について理解をしてほしいから」60.9%で最多。続いて「さまざまな価値観やバックグラウンドを受け入れられる人になってほしいから」が52.3%、「自分の将来について考えるきっかけになってほしいから」が46.5%という結果だった。


《小林英介》

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