小学生向け、著作権教育教材&動画公開…山口大ら

 日本行政書士会連合会(日行連)、山口大学、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の三者による著作権教育Eネットワークは2022年10月24日、小学校の中・高学年向けの著作権学習教材を無料公開した。40分程度の授業時間で著作権指導を行うことができる。

教育・受験 小学生
著作権教材A(小学校中学年用)「作品を作った人を守る
  • 著作権教材A(小学校中学年用)「作品を作った人を守る
  • 著作権教材B(小学校高学年用)「作品を作った人を守る
  • 動画教材(小学校中学年用)「著作権について学ぼう」(MP4ファイル)

 日本行政書士会連合会(日行連)、山口大学、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の三者による著作権教育Eネットワークは2022年10月24日、小学校の中・高学年向けの著作権学習教材を無料公開した。40分程度の授業時間で著作権指導を行うことができる。

 著作権教育Eネットワークは、2019年より「著作権の普及啓発に係る包括連携協力に関する協定」に基づき、日行連・山口大学・ACCSの三者共同で著作権教育の普及啓発を推進。同協定では、特にICT活用教育分野での著作権が必須とされる知財創造教育分野での普及啓発に努め相互に協力することとしている。

 今回公開された教材は、小学校の中学年(3・4年生)と高学年(5・6年生)向けの2種類。小学生が知っておくべき著作権を網羅したプレゼン用ファイル(PDF形式)で、先生が著作権について児童に教える際に活用することができる。また学習指導要領に含まれる「引用のしかた」については、他の人の言葉や図表を使うときのポイントを、サンプル例を用いてわかりやすく解説している。

 さらに、山口大学の学生が中学年向けに、教材のエッセンスを約7分間にまとめた動画「著作権について学ぼう」(MP4形式)を作成。教室での上映や個人学習でも利用できる。

 すべての教材は利用無料、必要なシートをピックアップして短時間の指導にも活用できる。なお、ACCS職員による教材を活用した出張授業は有償対応で実施可能。詳細はACCS事務局へ問い合わせる。


《川端珠紀》

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