広島県教育委員会は2022年11月1日発行のWeb版広報誌「くりっぷ79号」にて、2023年度広島県公立高等学校入学者選抜よりすべて「インターネット出願」にすると発表した。あわせてQ＆Aも公開。11月中旬にはテストサイトを公開し、導入初年度のスムーズな運用に備える。
広島県教育委員会では、2023年度より一次選抜、帰国生徒および外国人生徒等の特別入学に関する選抜、連携型中高一貫教育に関する選抜、二次選抜、通信制の課程の選抜と、すべての選抜においてインターネット出願を導入する。
いずれの選抜の場合も、志願者はインターネット出願システムにアクセスし、マイページ登録をしたうえで出願手続きを進める。マイページには、基本的な個人情報の他、ユーザーIDとパスワードを設定。登録情報は志願者および保護者の意思に基づいたものとみなされるため、間違いのないよう入力する必要がある。
その後、マイページにログインし、出願期間中に志願先高校、志願者情報、保護者情報を入力。入力完了後に中学校が内容を確認し、志願先の高校で受付が完了すると、受検票がダウンロード・印刷できるようになる。
詳しい操作方法は、広島県教育委員会Webサイトの令和5年度広島県公立高等学校入学者選抜ページ内に掲載している「入学者選抜実施要項及びインターネット出願の手引」にて確認可能。くりっぷ79号ではインターネット出願に関するQ＆Aも掲載しており、パソコンがない場合や家庭に通信環境がない場合の対応、入力内容の確認・訂正について紹介している。
なお、入学者選抜料の支払いはクレジットカード決済、コンビニ決済、ペイジー決済（銀行決済）の3つから選択できる。出願システムは出願登録期間である2023年1月25日から開設されるが、11月中旬以降に実際に入力することができるテストサイトを公開予定。志願者の入力に関する不安を事前に解消する。
2023年度広島県公立高等学校入学者選抜は、全日制の課程等一次選抜の出願登録を2023年1月25日～2月10日正午、志願変更を2月14日～20日正午まで受付。受検表のダウンロードは2月20日の午後4時半以降に可能となる。学力検査等は2月27日、自己表現等は2月28日、追検査は3月6日に実施。合格者発表は3月9日に行う。
