【高校受験2023】都内私立高の学費、平均1.1万増の95.6万円

 東京都生活文化スポーツ局は2022年12月8日、東京都内所在の私立高等学校の2023年度初年度納付金についてとりまとめ、「令和5年度 都内私立高等学校(全日制)の学費の状況」として公表した。初年度納入金(総額)の平均は、2022年度より1万1,396円増の95万6,918円。

教育・受験 中学生
各費目の平均額と値上げ率等の内訳
  • 各費目の平均額と値上げ率等の内訳
  • 10年以上初年度納付金(総額)を据置いている学校45校
  • 全日制・男子校(一部)
  • 全日制・女子校(一部)
  • 全日制・男女校(一部)

 東京都生活文化スポーツ局は2022年12月8日、東京都内所在の私立高等学校の2023年度(令和5年度)初年度納付金についてとりまとめ、「令和5年度 都内私立高等学校(全日制)の学費の状況」として公表した。初年度納入金(総額)の平均は、前年度(2022年度)より1万1,396円増の95万6,918円。

 2023年度の初年度納付金は、入学年度における授業料、入学金、施設費および学則上のその他納付金について調査。都内私立高校232校の結果をとりまとめた。

 対象校のうち、初年度納付金(総額)の値上げをした学校は53校(22.8%)、値下げをした学校は3校(1.3%)、据え置いた学校は176校(75.9%)。

 初年度納付金(総額)の平均額は95万6,918円で、前年度に比べて1万1,396円(1.0%)増加。各費目の平均額をみると、授業料が48万3,311円(対前年度8,414円増)、入学金が25万3,113円(同1,164円減)、施設費が3万6,096円(同971円減)、その他が18万4,399円(同5,119円増)だった。入学時に一括納付する「入学金」「施設費」は減額した一方、毎年度納付する「授業料」「その他」費用が増額している。

 初年度納付金(総額)の高い学校をみると、最高額は玉川学園高等部(IB)191万5,500円。ついで、国本女子(ダブルディプロマ)151万6,000円、文化学園大学杉並(ダブルディプロマ)147万円。一方、初年度納付金(総額)が低い学校は、淑徳(留学)73万2,250円が最低額で、東洋女子(普通)75万2,000円、東京実業(普通)75万4,000円と続いた。

 また、10年以上初年度納付金(総額)を据え置いている学校は45校あり、もっとも据置期間が長いのは大東学園と錦城の2校で31年連続据え置き。その他、和洋九段女子は26年連続、中央大学杉並は24年連続、共立女子第二や共栄学園は21年連続等、長期にわたり学費据え置きを実現している学校もある。

 2023年度都内私立高校の学費の状況については、東京都Webサイトに掲載。初年度納付金(費目別)の高い学校や低い学校、初年度納付金(総額)の平均額推移、各校の学費一覧等の詳細を見ることができる。

《畑山望》

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