【大学受験2025】慶應・早稲田、新課程の入試科目・範囲

 河合塾は2022年12月16日、大学入試情報サイト「Kei-Net」の入試・教育トピックスに「2025年度入試、慶應義塾大・早稲田大 新課程入試科目を公表」を掲載した。現在の高校1年生からの新教育課程に対応した入試となる。

教育・受験 高校生
慶應義塾大 2025年度 数学の出題科目・範囲
  • 慶應義塾大 2025年度 数学の出題科目・範囲
  • 早稲田大 2025年度 一般選抜における出題範囲
  • 早稲田大 2025年度 各学部の主な入試変更点

 河合塾は2022年12月16日、大学入試情報サイト「Kei-Net」の入試・教育トピックスに「2025年度入試、慶應義塾大・早稲田大 新課程入試科目を公表」を掲載した。現在の高校1年生からの新教育課程に対応した入試となる。

 慶應義塾大学では、2025年度の一般選抜の出題教科・科目・配点等を公表した。大学入学共通テスト(以下、共通テスト)は、現行と同様利用しない。選抜方法は大きく変わらないが、学部により同一教科でも、出題範囲が異なる場合がある。数学は、学部ごとの出題科目・分野が異なる。

 文学部は、新たに実用英語技能検定が利用できる。CSE総合スコア2500以上が対象となる。また、「ドイツ語」「フランス語」「英語(独自試験)」との選択で、英語検定を選択すると、外国語は受験できない。なお、現行の「中国語」の出題がなくなる。

 医学部は、第1次試験の日程を2月9日に早める。ただ、第2次試験は3月上旬の実施で、合格発表日や入学手続締切日の日程は、大きな変更はないとされる。

 総合政策学部、環境情報学部は、小論文に加え「数学」「情報および数学」「外国語」「外国語および数学」から1つ選択となる。「情報」はこれまで、単独受験が可能だったが、数学と合わせた受験になる。また、「情報I」「情報II」が出題科目となる。環境情報学部では、「数学」と「情報および数学」「外国語および数学」で、数学の出題範囲が異なる。「数学」を選択すると、「数学III」「数学C」(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)が出題される。

 早稲田大学では、「一般選抜」「大学入学共通テスト利用入試」の選抜方法等が公表された。9学部で、入試制度や出題教科・科目の変更がある。

 商学部では、一般選抜の英語4技能テスト利用型が廃止され、地歴・公民型と、数学型の2区分での募集となる。また、入試区分の廃止により、地歴・公民型の募集人数が355名から390名に増員される。

 社会科学部と人間科学部では、一般選抜入試を共通テストと、学部独自試験を組み合わせる方式に変更する。現在の政治経済学部、国際教養学部、スポーツ科学部と同様、共通テストが必須となる。社会科学部は、総合問題型と数学型の2区分で募集する。共通テストは3科目、学部独自試験は外国語・総合問題・数学を課す。また、一般選抜と共通テスト利用方式共に、募集人数を減員。人間科学部では、数学選抜方式の他に、国英型、数英型の3区分で募集する。共通テストは2教科となる。

 文化構想学部と文学部は、募集人数が変更される。一般選抜の募集人数を減らし、英語4技能テスト利用方式を拡大する。文学部は340名から260名に減員となる。

 基幹理工学部では、3つの学系から、4つの学系に再編される。学系1~4となり、現行の学系IIは、学系2、学系3となり、学系4の募集が65名から45名と減員する。

 スポーツ科学部では、小論文から総合問題に変更となる。また、「共通テスト利用のみ方式」で、募集人数が50名から20名になるが、「共通テスト+競技歴方式」の募集は、50名から75名に増員する。

 また、早稲田大学の文系の数学は「数学I」「数学II」「数学A」「数学B」「数学C」(ベクトルのみ)。理系の数学は「数学I」「数学II」「数学III」「数学A」「数学B」「数学C」(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)となる。文系・理系ともに「数学B」での「数学と社会生活」は除くが、「数列」「統計的な推測」が出題範囲となる。

 慶應義塾大学、早稲田大学共に、詳しくは大学Webサイトで確認できる。なお、両大学共に、特別選抜等の公表はされていない。


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《宮内みりる》

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