【大学入学共通テスト2023】志願者数5年連続減、現役志願率は過去最高

 Y-SAPIXの東大・京大・医学部合格を目指す受験生のための総合情報サイト「東大・京大・医学部研究室」は2022年12月16日、2023年度大学入学共通テスト(以下、共通テスト)志願状況を掲載した。志願動向や都道府県別も分析している。

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大学入学共通テスト志願者数
  • 大学入学共通テスト志願者数
  • 志願者数・現役志願率推移
  • 共通テスト利用大学数
  • 2023年度 共通テスト都道府県別現役志願率

 Y-SAPIXの東大・京大・医学部合格を目指す受験生のための総合情報サイト「東大・京大・医学部研究室」は2022年12月16日、2023年度大学入学共通テスト(以下、共通テスト)志願状況を掲載した。志願動向や都道府県別も分析している。

 2023年度共通テストの確定志願者数は、12月6日に大学入試センターより発表された。確定志願者数は51万2,581人で、前年度(2022年度)より1万7,786人減少し、センター試験時代を含めると、5年連続の減少となった。

 また、2022年度の高等学校等新規卒業見込者(現役生)の総数は100万人を割り、センター試験開始以降初めてのこととなった。2023年度はさらに、約2万7,000人減少。文部科学省の統計によると、今後も18歳人口は減少するとみられ、2024年度の志願者総数は50万人を割ることも考えられるという。

 志願者総数における現役志願率は、45.1%と前年度と同様だが、共通テスト志願者全体に占める現役生の割合は85.2%で、前年度から0.5ポイント上昇し過去最高を更新した。

 高等学校等卒業者(浪人生)は、2023度は5,143人と年々減少。しかし、浪人生の女子割合は3年間で26.9%→27.8%→28.8%と上昇傾向にある。

 共通テスト利用大学等の総数は870大学となり、過去最多だった2021年度の866大学より、4大学増加した。

 都道府県別の志願者をみると、もっとも高い東京が57.6%に対し、もっとも低い沖縄は31.7%となった。また、大都市圏でも東京と大阪で、20ポイント以上の差があり、地域による大学入試への取り組み方が異なる。例年、このような地域差がみられるとしている。

《宮内みりる》

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