文部科学省は2023年1月6日、新型コロナウイルスの無症状の濃厚接触者が受験する際の移動手段について、教育委員会等へ事務連絡を発出した。万が一、受験者側でタクシー等の予約ができない場合を想定し、1月10日から相談窓口の運用を開始する。
文部科学省は、2023年度大学入学者選抜実施要項に関するQ&A(Q68とQ69)を更新。各都道府県の教育委員会等に事務連絡を発出し、所管の学校等へ周知するよう要請した。
昨年同様、無症状の濃厚接触者が試験場へ移動する際は、公共交通機関は利用できない。そのため、同省では、自家用車、レンタカー、親戚・知人による送迎、バイク、自転車の他、条件付きでタクシー、ハイヤー、海上タクシーの利用を認めている。
ただし、流しのタクシーは利用できない。タクシー等を利用する場合は、感染対策ガイドライン等に基づき、感染対策を講じている車両等に限る。また、利用車両等が特定できるよう、濃厚接触者であるが、行政検査が陰性かつ無症状であることを告げたうえで予約が必要となる。他の乗客との乗り合わせも不可。
タクシー等の予約は受験者本人が行うが、万が一、予約ができない場合を想定し、文部科学省は、相談窓口を開設。1月10日より運用を開始する。