【大学入学共通テスト2023】平均点上昇で強気の志望動向…データネット概況動画公開

 データネットは2023年1月18日、大学入学共通テスト(旧センター試験、以下、共通テスト)の全体概況、概況動画・難関大概況動画を公開した。文理共に平均点がアップ、系統別志望動向において理高文低の傾向が継続してみられた。

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データネット2023「志望動向・難関大概況」
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 データネットは2023年1月18日、大学入学共通テスト(旧センター試験、以下、共通テスト)の全体概況、概況動画・難関大概況動画を公開した。文理共に平均点がアップ、系統別志望動向において理高文低の傾向が継続してみられた。

 2023年度の共通テストの最終志願者数は、前年比1万7,786人減の51万2,581人、現役生比率は85.2%だった。データネットは39万6,525人の受験生の自己採点結果をもとに集計を行い、得点状況、志望動向を紹介。全体概況と難関大概況動向の2動画を公開した。

 志望動向をみると、5教科予想平均点は、5教科8科目文系で532点(前年比24点増)、5教科7科目理系で544点(前年比31点増)とアップ。また、理科2の物理と生物で20点以上の予想平均点差があり、得点調整が発生する可能性が高いと予想している。加算得点はデータネット推定で、生物で最大14点、化学で8点であり、該当科目の配点比率が高い募集単位については判定が変わる可能性があるとしている。

 系統別志望動向では、模試動向段階でもみられていた理高文低の傾向が継続。国公立大では、医学系統、薬学系統、農・水産学系統、私立大では、医学系統、理学系統、農・水産学系統等の志願者の増加がみられた。

 難関国立10大学全体の志望者数の対前年指数は106と増加。大学全体では、一橋大、京都大、神戸大、名古屋大等で志願者の増加が目立つ。前期日程で103、後期日程で118といずれも前年より増加し、共通テストの平均点上昇により、強気の志望動向がみられているという。

 なお、志望動向・難関大概況は得点調整前のデータをもとに集計した結果であり、得点調整が行われた場合には、得点集計後のデータをもとに1月21日中にデータネット2023に動画を掲載する。

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《川端珠紀》

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