スギ花粉、2月上旬に飛散開始…関東や西日本を中心に増加

 ウェザーニューズは2023年1月18日、花粉シーズンを間近に控え2023年の「花粉飛散傾向」を発表した。関東では、2月に入るとすぐスギ花粉の飛散が始まり、ピークは2月下旬から。飛散量は関東や東海、西日本で2022年よりも多くなる予想。

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 ウェザーニューズは2023年1月18日、花粉シーズンを間近に控え2023年の「花粉飛散傾向」を発表した。関東では、2月に入るとすぐスギ花粉の飛散が始まり、ピークは2月下旬から。飛散量は関東や東海、西日本で2022年よりも多くなる予想。

 ウェザーニューズは、2022年の夏の天候や年ごとの飛散量の傾向、雄花調査、冬の天候の実績や予想を総合的に考慮して、2023年の花粉の飛散傾向を予想した。

 2023年は、2月に入るとすぐに関東、2月上旬に九州・近畿・東海の一部でスギ花粉の飛散が始まり、2月中旬には中国・四国や近畿・東海と、東北南部の一部でも飛散が始まる見込み。2月下旬になると北陸、東北北部の一部でも飛散が始まり、3月上旬には東北北部の全域で飛散が始まるという。

 スギ花粉の飛散ピークは、九州で2月下旬~3月中旬、中国・四国から関東は2月下旬~3月下旬と予想。北陸・長野や東北南部では3月上旬~4月上旬、東北北部では3月中旬~4月下旬になるとみている。

 3月後半に入るとスギ花粉の飛散は次第に収まり、代わって西日本からヒノキ花粉の飛散が増えていく。ヒノキ花粉の飛散ピークは九州から関東で3月下旬~4月中旬、東海で4月上旬~中旬、北陸・長野は4月上旬~下旬、東北南部は4月中旬~下旬とみている。なお、北陸や東北南部ではヒノキの樹木が少ないため、スギ花粉に比べると飛散量が少なくなる見込み。

 花粉飛散量は、西日本や東海、関東で多くなる予想。西日本では2022年の1.7倍程度で、九州や中国・四国では2倍以上の飛散量になるところも。一方、2022年に飛散量が多かった北陸や北日本では飛散量が減少し、2022年の半分以下になるところもあるとみている。

 平年比(2013~2022年の飛散量平均との比較)でも西日本や関東ではやや多く、北日本はやや少ない予想。全国平均では、平年比116%となると予想される。


《木村 薫》

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