「サピの授業を受けたい」難関高を目指す生徒がSAPIX中学部オンライン校を選ぶ理由

 首都圏・関西圏の難関高校合格に多大な実績をもつSAPIX中学部。良質のカリキュラムを、場所を問わずにどこからでもオンラインで受講できる「SAPIX中学部オンライン校」は、開成や早慶附属校など難関高校合格者を多数輩出している。その合格メソッドとは。

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SAPIX中学部オンライン校 室長 古谷太志氏
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 首都圏・関西圏の難関高校合格に多大な実績をもつSAPIX中学部。その良質のカリキュラムを、場所を問わずにどこからでもオンラインで受講できるのが「SAPIX中学部オンライン校」だ。

 対面校舎で長年受験指導にあたったのち、SAPIX中学部オンライン校の室長を務める古谷太志氏にオンライン授業の特徴やメリット、合格を掴み取るメソッドについて話を聞いた。

難関高校受験に特化、指導のすべてをオンラインで完結

--SAPIX中学部オンライン校のこれまでの経緯を教えてください。

 2020年のコロナ一斉休校時に対面授業ができなくなり、SAPIX中学部の一時的な対応としてZoomを使った双方向授業を行ったことがきっかけです。徐々にオンラインや配信といった授業形態が定着していくなかで、実際に授業を受けていただいた方の評判や学習面での手応えを得て、本格的にオンライン校を開校したのが2021年3月です。

 オンライン校をどのように展開すべきか試行錯誤しながらも、開校当初から多くの生徒が集まりました。この春で3年目を迎えますが、私どもの予想以上に生徒や保護者からの満足度も高く、2022年度入試では、中学3年生の在籍生27名のうち、開成高等学校に3名、筑波大学附属高等学校に4名、渋谷幕張高等学校に4名、西大和学園高等学校に3名、早稲田大学や慶應義塾大学の附属・系列高校などにも多数の合格者を輩出することができました。

開成や筑波大学附属など難関校合格者を輩出し「生徒は大変な健闘を見せてくれた」と話す古谷氏

--受講するにあたって家庭で整えるべき学習環境について教えてください。

 ご家庭でご用意いただくものとしては、インターネットの回線環境が整っていることを前提として、カメラとスピーカー、マイクが付いているパソコンやタブレット端末が必要です。スマートフォンは画面が小さく見づらいのでお勧めしていません。また授業で使用するZoomのインストールと、 Googleアカウントの作成 、課題管理や保護者へのお知らせに使用するGoogle Classroomのインストールをお願いしています。

--SAPIX中学部オンライン校の特徴を教えてください。

 まずSAPIX中学部は、オンライン校に限らず、小学5年生から中学3年生を対象とした難関高校合格を目指す生徒に向けた指導カリキュラムを展開しています。端的に申し上げますと、対面での授業を行う校舎とオンライン校の違いは「Zoomで授業をするかどうか」という部分だけです。SAPIX中学部の最大の特徴である「生徒と講師との双方向コミュニケーションによる授業」であるという点はまったく一緒です。画面を通じてどんどん指名して、発言してもらって、やりとりをしながら授業を進めていきます。

校舎での対面授業との違いは「Zoomで授業をするかどうか」という点のみ

志望校合格+思考力を鍛える、SAPIX中学部の3つのメソッド

--SAPIX中学部の3つの合格メソッドのひとつ「少人数制双方向授業」について詳しく教えてください。

 双方向授業とは生徒と講師の「やりとり」によって組み立てられる授業です。1つのテーマに対して、講師が考え方や解き方を示して「さあ解いてみよう」と一方的に進める形式とは、まったく逆のアプローチです。講師は、初見の問題を前にした生徒たちに「どうしてそのように考えたか」「問題のどこに着目したか」という問いを投げかけ、答えにたどり着くまでの課程を重視しながら学習を進めていきます。生徒はその問いかけに対して「その場で」「自分で」考えないといけません。講師はさまざまな角度から意見を引き出し、考えさせる問いかけができるかどうかがとても大事なポイントになります。

 また、活発に意見をやりとりするなかで、クラスメイトの発言を聞いたり、着眼点や考え方に触れる機会も多くあります。自分だけでは思いもよらなかった新たな「気付き」を得ることもあるでしょう。その繰り返しが深い理解へとつながるのです。

--オンラインでの双方向授業を行うにあたって、工夫されていることは何でしょうか。

 授業を行う教室には大きなモニターが設置され、講師は画面上で生徒たちのようすをリアルタイムで見ながら授業を行います。学年や曜日にもよりますが、1クラスの人数は10~15名。講師は生徒がどこまで理解しているか、どこでつまずいているかもすべて把握しています。そのために、演習中はタブレットやパソコンのカメラ位置を変えて生徒の手元を映してもらい、確認しながら進めます

--正面のカメラに映る授業態度だけではなくて、手元も確認するのですね。

 はい。配信授業だと「ただ見ているだけの受け身の状態になりがちなのでは」と不安に思われる方もいらっしゃると思いますが、そんなことはありません。いつ自分が指名されるかわからないので、常に集中して話を聞いて、考えていないといけません。その点でとても緊張感があります。

 また、対面とオンラインを同時進行で行うハイブリッド授業とも違い、オンライン上の生徒だけなのでクラスの一体感もでます。みんなどんどん発言してくれるので、仲間からの刺激も対面と同じように受けることができると思います。目立つ子がいたり、面白い発言をしてみんなを笑わせてくれる子がいたり、オンラインであっても生徒同士の横のつながりや関係性を築いていけるというのを実感しています。

問いを投げかけ、答えにたどり着くまでの課程を重視する「少人数制双方向授業」はSAPIX中学部の指導の特徴

繰り返し学んで定着を図る

--2つ目のメソッド「らせん状カリキュラム」について教えてください。

 どの教科も、ひとつの単元を授業で学んで家庭で復習したら、時間をおいて再び学習するというように繰り返し学べるカリキュラムが組まれています。中1で新たな単元を習ったら、視点を変えたり発展的な知識を深く掘り下げたりしながら、中2、中3でも反復して学習し、知識を定着させていくというのが「らせん状カリキュラム」です。

 中3の夏までには高校入試に必要な学力の基礎を固め、これまでの学習内容をブラッシュアップして実践的な演習や志望校対策、過去問といった志望校合格へ向けた力を付けていきます。こうしたカリキュラムの組み方や進度についても、対面で行っているものとまったく同じになります。

--3つ目のメソッドは「オリジナルテキスト」ですが、テキストについても対面授業と同じものを使用するのでしょうか。

 はい。オンライン授業においても、らせん状カリキュラムに基づいたオリジナルテキストを使用します。実際に授業を担当している講師が、知識と経験を結集して作り続けてきた、いわば「SAPIX生だけのオーダーメイド品」。生徒と講師がやりとりをしながら進める双方向授業に最適化したつくりで、授業でも、家庭学習でもオリジナルテキストを活用することで学習効果が最大限まで高まります。

 基礎内容はもちろん、知識やパターンで解ける問題だけでなく、その場で考える問題を盛り込む、記述問題を重視するなど、テキストのいたるところに難関高校の入試で求められる「思考力」「表現力」を育むための仕掛けをしています。

 また、SAPIX中学部では、その日に使う教材はその日の授業で渡すようにしています。生徒たちには予習をすることなく授業に臨み、その場でその日の課題に取り組んでもらいたいと思っています。「今日はどんなことを勉強するのかな?」と生徒たちの知的好奇心をかき立て、新鮮な気持ちで授業に集中してほしいのです。オンライン校の生徒には、英国数理社の5教科×1か月分、計20冊ほどの冊子をまとめてお送りしますが、前もって予習をする必要はありません

「新鮮な気持ちで授業に集中してほしいので、特に予習する必要はない」と語る古谷氏

--課題の提出はどのようにしているのでしょうか。

 授業で出された課題の提出もオンラインで行います。取り組んだ課題をGoogle Classroomのスキャナ機能で撮影してアップロードしてもらいます。私どもがチェックしてコメントを付けると、メールで通知が届くようになっています。親子それぞれが専用のGoogleアカウントを作って共有していただくことで、生徒本人だけではなく保護者の方も宿題の提出状況がわかるというのも、オンラインツールならではのメリットですね。

1対1のコミュニケーションを意識

--コミュニケーション面で生じる、オンラインのメリット・デメリットはどのような点でしょうか。

 周囲の目が気になったり集団の場に行きづらいと感じたりするお子さんからは、大勢がいる塾よりも自宅の方が集中して受けられるという感想をいただいています。また、思春期という大人との距離感がなかなか難しい年ごろにおいて、そっとしておいてほしいタイプの子や、自立していて自分のペースで学習を進めていきたい子には、オンラインの距離感がちょうど良い場合もあります。

 もちろん、まったく声をかけないということではありません。必要なときに要所要所でコミュニケーションをとって、あとは本人に任せるという距離感です。

 対面だと、講師が見ていてくれることに甘えてしまったり、言われたことだけをやっていれば良いという受け身になってしまったりすることがありますが、オンラインという物理的な距離があるぶん、「自分でやらなきゃ」という主体性が育っているように思います。 

 一方で、基礎を築く段階の子や、学習習慣を定着させる段階の子にとっては、オンラインがゆえ距離ができてしまうことがデメリットになりがちです。そのようなお子さんの場合は、毎週のように声をかけて、その日の授業の中でわからなかったことはないかを確認して、課題をチェックするなど、1対1でのかなり密なコミュニケーションをとるように心がけています。

--生徒のモチベーションを維持するためにどのようなことに注意していますか。

 ひとりひとりの人柄や個性をみて、どのように信頼関係を築いていくかを見極めます。思春期・反抗期は、単に声をかけて指導すればうまくいくというものではありません。課題も提出しない、成績も下がっているというケースであっても、ある程度ようすを見るほうが、かえってうまくいくこともあります。そのような場合は「心配かもしれませんが、しばらく我慢してようすをみましょう」と面談で保護者にしっかりお伝えし、家庭でもあえて勉強については口うるさく言わないようにしてもらいます。最低限の授業だけ受けてもらい、本人が「さすがにそろそろやらないと…」という気持ちが芽生えたり、やる気になったりしたときは、つまずいているところまで一緒にさかのぼって、個別で課題を与えながら伴走するようにサポートしています。

大勢がいる対面校舎よりも、オンライン校の方が集中して受けられるという声も

平日コース、土曜コースが選べる…オンライン校で夢を叶えてほしい

--部活や行事等で忙しい生徒も多いと思いますが、どのようにサポートしているのでしょうか。

 部活や行事で忙しい子にこそ、オンライン校を利用した通塾スタイルをお勧めしたいです。18時まで部活があるとしたら、対面校舎での18時半スタートの授業には間に合いませんし、軽食をとっている暇もありません。それがオンラインであれば自宅で受けられるので、通塾時間の無駄がありません。授業が終わればすぐに学校の宿題や定期試験の勉強に取り組むこともできますし、自由時間や睡眠時間も確保しやすいので、時間的なゆとりを作ることができると思います。

 また、平日の受講がどうしても難しいという方には、おもに土曜日に授業をまとめて受けられる土曜コース(中学1・2年生対象)を設定しています。1回の授業時間は長くなりますが、1週間の授業を一気に受けられるメリットは大きいと思います。

 土曜コースは時差を考慮した時間帯に授業を行いますので、海外在住のご家庭で、帰国後の進路を見据えて勉強したいという方にも最適です。
※海外在住の方はSAPIX国際教育センター「帰国入試対策講座 オンラインコース」のご案内をご覧ください。

--2022年度入試ではオンライン校から難関高校の合格実績を出されています。合格した生徒と保護者からはどのような声がありましたか。

 やはりSAPIX中学部の校舎が近隣にない、または遠方から受講していただいている方も多く「オンライン校がなかったらサピの授業を受けられなかった」「サピなしでは早慶、国立への進学は難しかった」「オンライン校があったおかげで、雲の上のような学校(開成)に合格できました」という声が届いています。

 「親身になって指導してくれて、画面越しという物理的な距離はあっても心が近かった」という声もあり、受験が終わって会いにきてくれる子もいました。一緒に授業をやってきて、教科の強み弱みだけでなく、それぞれの生徒の性格や個性もわかってきて、私たちも思い入れが強く、対面で会えたときは感慨深いものがありました。

 コロナ対策がきっかけではありましたが、対面ありきというそれまでのスタイルから飛び出し、場所を問わずSAPIX中学部の指導を受けることができ、首都圏・関西圏の難関校に挑戦できるようになったという意義は大きいと感じています。

「場所を問わずSAPIX中学部の指導を受けることができ、難関高校に挑戦できるようになった意義は大きい」

 これまでもSS(サンデー・サピックス)特訓という日曜に行われる志望校別特訓講座に、新幹線で通ってこられる方も一定数いらっしゃいました。地方にお住まいの場合も、首都圏・関西圏を視野に入れることで、私立の難関進学校や大学付属校など、学校選びの選択肢がぐっと増えます。地方にお住まいで都内の学校に興味をもっているご家庭、転勤等で首都圏に来られる予定があるご家庭も、全国からアクセスできるオンライン校を活用することで、選択肢を広げてほしいと思います。

--最後に、難関高校合格を目指し、貴塾オンライン校への入塾を検討しているご家庭にメッセージをお願いします。

 「少人数制双方向授業」「らせん状カリキュラム」「オリジナルテキスト」を柱にしたSAPIX中学部の指導ノウハウをオンラインでしっかりお伝えしていくのが私たちの役割です。さらに、オンラインならではのコミュニケーションや声がけ、モチベーション管理や保護者面談といった、私たちが意識して実践してきたことが、実際に生徒の方々の満足度や合格実績にも表れています。「オンラインでは成績が伸びないのでは」と不安な方もいらっしゃると思いますが、決してそんなことはありません。ぜひ一緒に、難関校合格を目指しましょう。

--ありがとうございました。


 保護者世代には馴染みのない「オンライン校への通塾」という選択。デジタルネイティブ世代は、自宅から遠くて塾に通えないという理由で難関高校を諦めなくて良い、と夢を後押しする講師陣の熱意を感じるインタビューだった。確立されたメソッドで合格へと導くSAPIX中学部オンライン校は小学5年生から中学3年生まで対応。ひとりひとりの思いに寄り添いながら伴走する講師たちが、難関高校合格を掴み取りたいと夢を追う生徒たちを、画面の向こうで待っている。

SAPIX中学部オンライン校 保護者からよくある質問Q&A



Q.視聴するだけの受け身の学習になってしまわないか、不安です。
A.授業は、解き方を一方的に教わるのではなくやりとりをしながら一緒に考えていくという双方向授業が最大の特徴です。オンラインでも同様に、生徒が自分で考えながら授業に参加するので、主体的に授業に取り組むことができます。

Q.オンラインだと緊張感が保てないのではないでしょうか?
A.1クラス15名前後で、講師はひとりひとりの表情や姿勢、手元をつねに見渡し理解度を把握しています。授業中は講師から指名されて意見を求められる機会が多くあり、授業中も集中力が途切れるということはありません。

Q.学力が合うクラスがないのでは?
A. 少人数制学力別クラス編成で定期的にクラス分けがあるため、その時々の学力にあったクラスで授業を受けられます。実力の拮抗した仲間とともに、自分の考えを深め、可能性を広げることができます。

Q.質問対応をしてくれますか?
A.授業開始30分前からネット上の教室に入ることができるので、授業前の待機時間を利用して質問対応を行います。授業後にも質問を受け付ける時間は設けています。また、電話やメールでも、質問の受け付けや解説の返信などを行っています。

Q.進路指導や保護者へのサポートについて教えてください。
A.クラス担任が各教科の担当とも連携しながら、オンラインや電話での学習相談を随時実施し、手厚くサポートします。また、蓄積されたデータや情報、最新の入試情報などをもとにさまざまな側面から進路指導を行います。

Q.子供が課題をやらなくなるのではと心配です。
A.授業では講師がその週にやるべき課題のポイントについて丁寧に説明します。また、Google Classroomで提出状況をしっかり把握・管理しているため、提出が遅れている生徒には指導やフォローを行います。

Q.講師がコロコロ変わったりしないでしょうか。
A.各教科の授業は、年次が上がる際などを除いて基本的に同じ講師が担当します。かつ担任が生徒ひとりひとりの学習状況や成績、モチベーションの状態などをしっかりと把握し、声がけや面談といった手厚いサポートを提供します。

Q.そもそもシステムの設定等が難しそうです。大丈夫でしょうか?
A.学校のオンライン授業などでも用いられているZoomを使用し、特別なシステム設定や機器の購入なしに授業を受けられます。また、初回授業に先がけて通塾オリエンテーション動画を配信し、授業の受け方、注意事項などについてご説明します。

Q.欠席をしたときのフォローについて教えてください。
小5~中2は土曜日にオンラインで実施する振替授業を受講するか、翌週の火曜日までに配信する振替授業を録画した「テキスト別授業動画」を視聴してください。中3は授業のポイントをまとめた「テキスト別授業動画」を配信します。

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SAPIX中学部 オンライン校
《吉野清美》

吉野清美

出版社、編集プロダクション勤務を経て、子育てとの両立を目指しフリーに。リセマムほかペット雑誌、不動産会報誌など幅広いジャンルで執筆中。受験や育児を通じて得る経験を記事に還元している。

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