【高校受験2023】兵庫県公立高入試<英語>講評…昨年度からの難易度変化なし

 開成教育グループの協力を得て、「英語」の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

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【高校受験2023】兵庫県公立高校<講評・英語>
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 2023年3月10日(金)、令和5年度(2023年度)兵庫県公立高等学校入学者選抜の学力検査が実施された。2023年3月3日に発表された全日制の志願者数は2万2,663人で、志願倍率は1.03倍。

 リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「英語」の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

兵庫県<英語>講評
(開成教育グループ 提供)

大問1 聞き取りテスト1~3 やや易
大問2 インターネット上のミーティングの読み取り 標準
大問3 長文読解問題 標準
大問4 対話文読解とメモの空欄補充問題 やや難
大問5 文法・語彙問題 やや易

 大問1は、例年どおり聞き取り1の放送は1回のみ、2~3は2回放送された。配点も24点と問題数に変化はない。しかし、昨年の聞き取りテスト3では英文を聞き取りながらグラフを読み取る問題が出題されたが、今年度は図であったこと、そしてQuestion1とQuestion2を読む間の時間が15秒あったことが昨年とは異なる点であった(昨年度は10秒)。

 大問2は、例年一人一回の発言を読み取る問題だったが、今年度は一人複数回発言するという対話文形式であった。形式は変化したが、例年同様に一人の意見を要約しながら読むことが必要である。

 大問3は、昨年までは長文を読み取り、ポスターやメモなどを完成させる問題が出題されていたが、今年度はそのような穴埋め問題の出題はなかった。前後の内容を踏まえてあてはまる語句を入れる問題があるため、文脈把握力が必要である。

 大問4について、昨年にはなかった話し手の意図を問う問題が出題された。文脈を把握しつつ、「何が言いたいのか」を前後から読み取る力が求められる。また、対話文を読んでメモを完成させる問題も出題され、対話文全体を読んで内容をまとめる力も必要である。

 大問5は、例年どおり文法力・語彙力が問われる問題である。昨年度は大問5の中に3つ問題が出題されたが、今年度は2問で構成されている。また、昨年はイラストや図のみだったため「何を表している図なのか」を考える必要があった。しかし、今年度はイラストだけではなく文字も多いため、昨年と比べると英語にしやすい。この点においては昨年と比べて易化したと考えられる。



 このレポートは2023年3月11日(土)に開成教育グループが作成したもの。

協力:開成教育グループ

《編集部》

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