【高校受験2023】兵庫県公立高入試<社会>講評…昨年度からの難易度変化なし

 開成教育グループの協力を得て、「社会」の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

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【高校受験2023】兵庫県公立高校<講評・社会>
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 2023年3月10日(金)、令和5年度(2023年度)兵庫県公立高等学校入学者選抜の学力検査が実施された。2023年3月3日に発表された全日制の志願者数は2万2,663人で、志願倍率は1.03倍。

 リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「社会」の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

兵庫県<社会>講評
(開成教育グループ 提供)

大問1 地理 世界地理、日本地理 やや難
大問2 歴史 日本と世界の歴史 標準
大問3 公民 政治や経済のしくみ 標準

 全体的に傾向はほぼ例年どおりで、大問数、小問数、問題構成もほぼ同じであった。難易度は標準であった。選択問題が中心で、記述問題はほぼ出題されていない。

 大問1は、統計資料やグラフ、地形図などが多く用いられており、複数の資料を正確に読み取って解答することが重要となってくる。世界地理、日本地理とかたよりなく出題されている。基本的な問題が中心ではあるが、大変幅広く出題されているので、一つひとつ丁寧に解答していく必要がある。

 大問2は、歴史分野からの出題で、例年は日本の歴史を中心に出題されているが、今年度は日本の政治家、アメリカの政治家の資料を並べたうえで、アメリカの歴史についても出題されている。また、正誤問題も出題されており、時代の流れをきちんと整理していないと解けないものが多いので注意したい。

 大問3は、公民分野からの出題で、経済、地方政治にかかわる問題などが出題されている。昨年度にくらべると分野はしぼられた出題となっている。文章例のほか、グラフ、表など複数の資料を組み合わせた問題があるので正確に読み取れるようにしておきたい。


 このレポートは2023年3月11日(土)に開成教育グループが作成したもの。

協力:開成教育グループ

《編集部》

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