SSH指定校、基礎枠55校・重点枠4校が内定…都立立川高校等

 文部科学省は2023年3月15日、2023年度(令和5年度)のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校として基礎枠55校、科学技術人材育成重点枠4校が内定したと発表した。2023年度指定校数は約250校、予算額(案)は23億7,500万円。

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2023年度(令和5年度)基礎枠SSH内定校
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 文部科学省は2023年3月15日、2023年度(令和5年度)のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校として基礎枠55校、科学技術人材育成重点枠4校が内定したと発表した。2023年度指定校数は約250校、予算額(案)は23億7,500万円。

 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)支援事業は、科学技術分野に優れた人材の育成と理数系の教育課程の改善に資する実証的資料を得るため、文部科学省が先進的な理数系教育を行う高校等を支援する取組み。

 2023年度は基礎枠に80校、科学技術人材育成重点枠に10校から応募があった。外部有識者からなる企画評価会議協力者による審査の結果、基礎枠55校、科学技術人材育成重点枠4校が認定された。

 基礎枠のうち、新規性のある教育課程等の研究開発を実施する「開発型」と今までに開発してきた教育課程等の実践的な研究開発を実施する「実践型」(いずれも指定期間5年)には、埼玉県立越谷北高校、東京都立立川高校、大阪府立大手前高校等46校。

 過去4回の指定実績が必要で、科学技術人材育成におけるシステム上の課題を自ら設定し、当該課題に挑戦する意欲的な研究開発を実施する「先導的改革型」(指定期間3年)には、福井県立高志高校、兵庫県立神戸高校、学校法人立命館 立命館高校等6校。

 科学技術人材育成の全国的なモデルとしてこれまでの研究開発の成果をもとにした多様な実践活動を展開・普及する「認定枠」には、埼玉県立浦和第一女子高校、学校法人立命館 立命館守山高校、奈良県立奈良高校の3校が内定。

 基礎枠の取組みに加え、科学技術人材の育成に係るさらなる取組みを行う場合に追加的な支援を行う「科学技術人材育成重点枠」には、さいたま市立大宮北高校、千葉市立千葉高校、東京都立多摩科学技術高校、奈良県立青翔高校・青翔中学校の4校を指定、最長5年支援する。

 また、3月15日時点で、コーディネーターを活用する管理機関に、埼玉県教育委員会と熊本県教育委員会の2機関が内定。2機関では、SSH指定校や地域の探究・理数系教育の充実や、域内外の成果普及、外部機関との連携を推進する「コーディネーター」の配置を行う。指定期間は1年。

 SSH内定校の研究開発課題は、文部科学省のWebサイトに一覧で掲載している。

《川端珠紀》

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