授業でのタブレット活用「毎日」「月1回以下」共に2割

 モバイル社会研究所は2023年3月23日、学校でのICT利活用に関する調査結果を公表した。タブレット・パソコンを利用した授業について、毎日実施は2割、月1回以下の利用も2割となった。

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【小中学生】タブレット・パソコンを利用した授業の頻度
  • 【小中学生】タブレット・パソコンを利用した授業の頻度
  • 【小中学生】学校でのタブレット・パソコン活用(n=600)()内は昨年比
  • 【小中学生】学校から貸与されたタブレット・パソコン
  • 【小中学生】学校から貸与されたタブレット・パソコンの時期

 モバイル社会研究所は2023年3月23日、学校でのICT利活用に関する調査結果を公表した。タブレット・パソコンを利用した授業について、毎日実施は2割、月1回以下の利用も2割となった。

 モバイル社会研究所の「2022年親と子の調査」は、関東1都6県の小・中学生とその親を対象に、2022年11月に実施。有効回答数は600件。モバイル社会研究所は3月23日、調査のうち学校でのICT利活用について「タブレット・パソコンを利用した授業の頻度は2極化」と公表した。

 タブレット・パソコンを利用した授業の頻度についての調査結果によると、約2割が毎日ICT機器を活用した授業を行っていることが明らかになった。その一方で、2割程度は月1回より少ない、もしくはまったく実施していないことも判明。学年を問わず、ICT機器の利活用は二極化していることがうかがえる。

 学校でのタブレット・パソコンの活用状況について2021年の同時期と比較した結果では、貸与されたタブレット・パソコンでの授業の活用(リアルタイム)が10ポイント増加し、73%となった。ただし、学校に備え付けられているパソコンの利用は変わっていないため、タブレット活用の上昇分が全体の利活用増に寄与したことがわかる。

 タブレット・パソコンがどのくらい貸与されているか調査した結果では、タブレットの貸与が前年比10ポイント以上、上昇したことに連動し、貸与全体では7割を超えた。また、貸与時期は2021年が最多となった。

《いろは》

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