海外留学しなかった理由、1位は「費用」

 日本トレンドリサーチとインターナショナルアドミッションズセンターが共同で実施した、「留学で不安なこと」に関するアンケート調査によると、留学をしたいと思いながらも「しなかった」1番の理由は「費用面」だったことがわかった。

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「留学で不安なこと」に関するアンケート
  • 「留学で不安なこと」に関するアンケート
  • Q.留学をしたいと思ったことがありますか?
  • Q.留学を考えるうえで、あなたが不安に感じていたことをすべて選んでください
  • Q.その中でも、あなたがもっとも不安に感じることを1つ選んでください

 日本トレンドリサーチとインターナショナルアドミッションズセンターが共同で実施した、「留学で不安なこと」に関するアンケート調査によると、留学をしたいと思いながらも「しなかった」1番の理由は「費用面」だったことがわかった。

 調査期間は2023年5月2日から5月11日。対象は全国の男女。有効回答数は1,902。調査方法はインターネット。

 留学をしたいと思ったことがあるかという問いに対して、26.1%が「ある」と回答。留学をしたいと思ったにもかかわらず、留学をしなかった理由を聞いてみると、「金銭的理由で断念した(50代・男性)」「学力もお金も無いため(40代・男性)」「お金と、チャンスの見つけ方が解らなかった(50代・女性)」など、金銭面の理由が圧倒的に多かった。

 ほかには、「両親が反対したため(60代・男性)」「現実的にスケジュールを長い期間あけるのが難しかった(40代・女性)」等、家庭の事情や、時間がなかったという回答もあった。

 続いて、留学を考えるうえで、もっとも不安に感じていたことを聞くと、「どれほど費用がかかるか」が44.8%でもっとも多く、ついで「語学力」が29.0%、「治安の悪さ」が11.3%と続いた。

 「費用」が不安と感じた理由としては、「違う土地でアルバイトがあるか不安(60代・女性)」「そもそも経済的余裕がないと留学は無理だと思っていたから(50代・男性)」「費用がかかりすぎると親に迷惑がかかるから(40代・女性)」などの声があった。

 また、「言語力」が不安だった理由としては、「自分の思いを伝えることができず、留学先でも何もできないのではないかと不安だった(30代・女性)」「話が通じなければ生活が困難だから(30代・男性)」という意見も。

 「治安の悪さ」を不安視した理由としては、「治安の面では日本以上の所は中々ないと思われるため(50代・男性)」「事件やトラブルに巻き込まれたくないから(40代・女性)」等のコメントが寄せられた。

《藤本ゆう子》

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