TOEIC Programを開発しているETSのまとめによると、TOEIC L&Rの世界の国・地域別平均スコアで、日本は561点だった。2022年の受講者を対象に実施したアンケートによると、受験者の年齢は21~25歳が44%でもっとも多いことがわかった。
アンケート対象は、2022年に世界において実施されたTOEIC L&R(TOEIC Listening&Reading Test)公開テストおよびIPテスト(団体特別受験制度)の全受験者。発表は日本でTOEIC Programを実施・運営する、国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が行った。
世界のTOEIC L&R受験者のアンケート結果によると、受験者の年齢でもっとも多いのは21~25歳の44%だった。もっとも多い職種は、科学・技術職で25%、ついで事務職16%、マーケティング・販売14%と続いた。
使用する英語技能はリーディングが34%でもっとも多く、ついでリスニングが20%だった。日本のみの回答では、リーディングが39%で最多。
受験経験は3回以上がもっとも多く、37%。日本では「過去にTOEIC L&Rを受験したことがある」が76%で最多だった。
もっとも多い受験目的は「英語学習のため」で29%、「卒業に必要」28%、「就職活動」24%と続いた。日本でもっとも多かったのは、「英語学習のため」で39%となった。
また、「英語学習の際にもっとも重要視する言語技能」の回答とスコアを照らしあわせると、「4技能すべて」と回答した受験者の平均スコアが、671点ともっとも高かった。