高校野球、硬式部員は9年連続で減少…12万8,357人

 高校硬式野球部の部員数が9年連続で減っていることが2023年7月4日、日本高等学校野球連盟の調査結果から明らかになった。2023年度(令和5年度)の部員数は12万8,357人で、前年より2,902人減少した。加盟校数は、前年から39校減の3,818校となった。

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 高校硬式野球部の部員数が9年連続で減っていることが2023年7月4日、日本高等学校野球連盟の調査結果から明らかになった。2023年度(令和5年度)の部員数は12万8,357人で、前年より2,902人減少した。加盟校数は、前年から39校減の3,818校となった。

 2023年度の加盟校部員数調査は、2023年5月末時点の加盟校数や部員数を集計したもの。全国の加盟校数は、前年比39校減の3,818校。18年連続の減少となった。

 硬式の部員数は、前年比2,902人減の12万8,357人で、9年連続で減少した。学年別では、1年生が4万5,321人、2年生が4万2,330人、3年生が4万706人。1年生部員は前年より75人増え、2年連続での新入部員増となった。

 都道府県別にみると、部員数がもっとも多いのは東京都9,127人、ついで愛知県6,930人、神奈川県6,206人、大阪府5,933人、埼玉県5,819人、兵庫県5,818人、福岡県5,708人、千葉県5,594人、北海道5,328人と続いている。一方、もっとも少ないのは鳥取県の722人だった。

 部員数が前年より増加したのは、山梨、石川、佐賀の3県。鳥取と鹿児島の2県は増減なし。それ以外の42都道府県は部員数が前年より減少した。減少幅は沖縄196人、北海道192人、千葉県166人、大阪府145人の順に大きかった。

 1校あたりの平均部員数は36.6人。新入部員が進級して3年生になったときの残留割合を表す継続率は、前年比2.0ポイント減の90.7%だった。

 一方、軟式の部員数は、前年比148人減の7,672人。加盟校数は、前年比12校減の387校。

《奥山直美》

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