【大学受験2023】京大入試、全学部で合格者最低点が上昇

 SAPIX YOZEMI GROUPによる京大合格を目指す受験生のための総合情報サイト「京大研究室」は2023年7月21日、2023京大入試状況「一般選抜 最終合格者最低点・平均点」を公表した。2023年度一般入試の最終合格者の最低点は、全学部で前年度(2022年度)から上昇している。

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2023京大入試状況「一般選抜 最終合格者最低点・平均点」
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 SAPIX YOZEMI GROUPによる京大合格を目指す受験生のための総合情報サイト「京大研究室」は2023年7月21日、2023京大入試状況「一般選抜 最終合格者最低点・平均点」を公表した。2023年度一般入試の最終合格者の最低点は、全学部で前年度(2022年度)から上昇している。

 2023京大入試状況「一般選抜 最終合格者最低点・平均点」は、2023年度の京都大学一般選抜について、合格者の最高点・最低点・平均点や得点率、その動向などをまとめたもの。

 2023年度入試の学部・学科ごとの最終合格者の最低点は、文学部(750点満点)が512.28点(得点率68.3%)、法学部(820点満点)が545.40点(得点率66.5%)、理学部(1,200点満点)が795.75点(得点率66.3%)、医学部医学科(1,250点満点)が935.87点(得点率74.9%)、薬学部(950点満点)が626.58点(得点率66.0%)など。全学部・学科で合格者の最低点が前年度から上昇した。

 京大研究室は「共通テストの数学が易化したことで、受験生の共通テストの得点が昨年度から上昇した影響もあったかもしれない」と分析。2022年度入試では共通テストの難化にも関わらず最終合格者の点数が上昇したことから、2次試験は前年度と同程度に得点しやすかった可能性を指摘している。

 学部間で配点などが異なることを度外視して単純比較すると、文系学部のうち、合格者の最低得点率がもっとも高かったのは文学部、平均得点率がもっとも高かったのは経済学部。いずれもデータが公開されている2005年度以降では、2011年度についで2番目に高い得点率となった。

 一方、理系学部で合格者の最低得点率がもっとも高かったのは医学部医学科、もっとも低かったのは医学部人間健康科学科。また、理学部、医学部医学科、薬学部、工学部情報学科、農学部は、2005年度以降で最低得点率がもっとも高い結果となった。

 京大研究室では、一般選抜(前期日程)配点などをもとに受験生に向けて、共通テストや2次試験の得点目標などもアドバイスしている。

《奥山直美》

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