中学生ネット終了時間は夜10時半、4年で26分遅く

 NTTドコモ モバイル社会研究所は2023年10月12日、小中学生のネット終了時間の調査結果を公表した。午後9時までにネットを終えるのは、小学生の約8割、中学生の約2割であることがわかった。

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小中学生のネット終了時間
  • 小中学生のネット終了時間
  • 小中学生のネット終了平均時間(経年変化)
  • 小中学生のスマホを使い過ぎてしまうことがある、学年男女別
  • 小中学生のスマホを使い過ぎてしまう理由、学年男女別(複数回答)

 NTTドコモ モバイル社会研究所は2023年10月12日、小中学生のネット終了時間の調査結果を公表した。午後9時までにネットを終えるのは、小学生の約8割、中学生の約2割であることがわかった。

 スマホの普及やGIGAスクール構想で、家でのタブレットやパソコンを利用する小中学生が増えているという。小中学生のネット終了時間についての調査は、関東1都6県・小学生・中学生とその親を対象とした訪問留置調査「2022年親と子の調査(2022年11月実施)」をもとに集計したもの。回答数は600件。

 「小中学生のネット終了時間」において、小学生の約8割が午後9時までに終えると回答した。一方で、中学生で午後9時までに終える人は約2割。深夜の0時以降も約2割いることがわかった。

 「ネットの利用終了時間」の時間を算出すると、小学生は午後8時34分、中学生は午後10時25分にネットを終えており、2018年の調査と比較すると小学生で17分、中学生で26分も遅くなっていた。

 「スマホを長時間使い過ぎてしまうことがあるか」では、小中学生の約8割が「ある」と回答した。使い過ぎる理由は、男女学年問わず「楽しくてやめられない」がもっとも多い結果となった。中学生では男女に差が見られ、男子は「暇つぶし」、女子は「友達付き合い」「話題となっていることを見逃したくない」が多い傾向となった。

 モバイル社会研究所によると、多くの子供は、スマホなどでインターネットを「使い過ぎてしまう」と実感しているという。ただ、楽しすぎて、終了時刻が遅くなっているため、適正な利用のためにも親子で再度、ルールを確認することをお勧めしている。

《宮内みりる》

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