【高校受験2024】奈良県、授業料「実質無償化」スタート…最大63万円

 奈良県は2023年10月18日、2024年度(令和6年度)以降の高校授業料等の実質的な無償化をスタートすると発表した。県内の私立高校等では、世帯収入(目安)910万円未満の世帯へ、国の就学金とあわせ最大63万円を支給する。

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制度のイメージ(私立高校の場合)
  • 制度のイメージ(私立高校の場合)
  • 2024年度(令和6年度)以降の高等学校授業料等への支援

 奈良県は2023年10月18日、2024年度(令和6年度)以降の高校授業料等の実質的な無償化をスタートすると発表した。県内の私立高校等では、世帯収入(目安)910万円未満の世帯へ、国の就学金とあわせ最大63万円を支給する。

 授業料の実質無償化は2024年度から、県内の子供たちが家庭の経済的状況にかかわらず進路を選択できるよう、県内の私立高校(通信制高校は県内に設置された県認可校に限る)、国公立高等学校・高等専門学校(1~3年生)、私立専修学校(高等課程3年制)を対象校にスタートする。

 対象は、県内に保護者在住の世帯。私立高校等に通う世帯収入(目安)910万円未満の世帯には、国の就学支援金とあわせて最大63万円(通信制は32万1000円)を支給する。また、国公私立高校等に通う世帯収入(目安)910万円以上の多子世帯(23歳未満の子を3人以上扶養する世帯)には、最大5万9,400円を支給する。

 そのほか、私立高等学校等の標準授業料を県が設定する、いわゆる「キャップ制」については導入しないとしている。

 奈良県は授業料の実質無償化について引き続き、制度の詳細を詰め、2024年度予算(案)に必要額を計上予定だとしている。

《川端珠紀》

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