【高校受験2025】愛媛県立高、特色入学者選抜を導入

 愛媛県教育委員会は2023年10月31日、2025年度(令和7年度)愛媛県立高等学校入学者選抜から、従来の推薦入学者選抜を廃止し、新しく特色入学者選抜を導入すると発表した。現在の中学2年生が受検する入試から対象となる。学校長の推薦不要とし、募集人員枠を拡大する。

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特色入学者選抜の導入について
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 愛媛県教育委員会は2023年10月31日、2025年度(令和7年度)愛媛県立高等学校入学者選抜から、従来の推薦入学者選抜を廃止し、新しく特色入学者選抜を導入すると発表した。現在の中学2年生が受検する入試から対象となる。学校長の推薦不要とし、募集人員枠を拡大する。

 愛媛県立高等学校入学者選抜では、2023年度の中学2年生が受検する2025年度入試(2024年度実施)から入試制度を変更。従来の推薦入学者選抜を廃止し、新たに特色入学者選抜を導入する。

 特色入学者選抜は、在籍中学校長の推薦が不要。各高校は、作文や小論文、面接、集団討論、実技テスト、プレゼンテーションなど、特色に応じた項目で検査を実施する。愛媛県教育委員会では「受検者がこれまで以上に自身の学習意欲や興味・関心、得意とする文化・スポーツ活動などを生かした選抜を受けることができるようになる」と説明している。

 募集人員枠は、従来の推薦入学者選抜より拡大。普通科、理数科、国際文理科および普通科とのくくり募集をする学科で30%程度(現行5~15%程度)、職業教育を主とする学科や健康スポーツ科および総合学科で50%程度(現行20~30%程度)を上限とする。募集人員内で「文化・スポーツ活動の取組・成果等を重視した選抜(仮称)」を実施する。

 特色入学者選抜は、2月上旬に実施予定。特色入学者選抜で不合格となった場合でも、一般入学者選抜で再度同じ高校・学科に出願できる。各高校・学科の募集人員や出願資格、検査項目などの概要は、2024年5月ごろに公表予定。特色入学者選抜の詳細については、2024年10月ごろに公表予定の「令和7年度愛媛県県立高等学校入学者選抜実施要項」で確認できる。

《奥山直美》

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