イオレは2024年1月31日、「お子さまの塾・学習環境」に関するアンケートの結果を公開した。学校の授業だけでは不安なため、学習塾・公文に約4割が通っており、頻度は週1～2回が多く、月額費用は5,000円未満が多いことがわかった。
「お子さまの塾・学習環境」に関する調査は、小学生の子供をもつ「らくらく連絡網」の利用者を対象にインターネットで実施した。調査期間は2023年12月11日から2024年1月25日。有効回答数は108件。「らくらく連絡網」はイオレが提供する日本最大級の無料メーリングリストサービスで、団体活動を行う約700万人・39万団体が利用しているという（2023年9月30日時点）。
学校外での勉強に関して、トップは「学習塾・公文」38.9％となった。ついで、「参考書やワーク」26.9％、「学童」24.1％と続く。これらに関する月額費用は5,000円未満が最多で41.7%、ついで1万～2万円が21.3%という結果になった。
塾に通っている人に頻度を聞いたところ、「週に2日」という回答が半数を占めた。「週に1日」31.0％をあわせると全体の8割程度が週1～2回通塾している。さらに塾の授業形態については、「集団指導」52.4％が過半数となった。ついで「自習・自立学習指導」28.6%と、自習型の塾も人気が高いことがうかがえる。一方で「オンライン指導」は2.4%にとどまった。
現在の塾を選んだ決め手については、「自宅からの距離や交通の便が良かった」59.5％がもっとも多く、ついで「子供が気に入った」31.0％が票を集めていることから、利便性と子供の意見が決め手となる傾向にあるようだ。塾に通っている理由としては「学校の授業だけでは不安だから」が52.4％と半数を占めた。
転塾を検討しているか否か、という質問では28.6%が「はい」と回答。また、およそ10人に1人がすでに転塾を経験していることがわかった。転塾の理由としてもっとも多かったのは「受験に特化した塾に切り替えるため」であり、転塾を検討している人の23.5%は転塾の時期として「中学以降で考えている」と回答している。
また、塾に通っていないと回答した人に「塾に通っていない理由」を調査したところ、「勉強以外の習い事や遊びに時間を使ってほしい」「まだ通わせる時期ではない」「金銭的に余裕がない」などに票が集まった。
