帽子内の温度を4℃下げる「遮熱通学帽子」発売

 フットマークは2024年5月23日、小学生・中学生に向けた夏用の通学帽子「遮熱通学帽子」を発売した。帽子の前後にある換気孔が風を通すことで、帽子内の温度を快適に維持する。カラーは白の1色、サイズはS~LLの4サイズ展開、価格は3,850円(税込)。

生活・健康 小学生
遮熱通学帽子
  • 遮熱通学帽子
  • 前後の換気孔
  • 前後の換気孔
  • 内部の二重構造
  • 屋外での帽子内温度の経時変化
  • 共同開発者:薩本弥生氏 横浜国立大学教育学部教授・博士(被覆環境学)
  • 通学時の熱中症に対する意識調査:夏場暑い中での通学に不安を感じたことがある?
  • 通学時の熱中症に対する意識調査:通学中に熱中症対策・体調不良になったことがある?

 フットマークは2024年5月23日、小学生・中学生に向けた夏用の通学帽子「遮熱通学帽子」を発売した。帽子の前後にある換気孔が風を通すことで、帽子内の温度を快適に維持する。カラーは白の1色、サイズはS~LLの4サイズ展開、価格は3,850円(税込)。

 異常な暑さを感じる日が増えた近年、猛暑日(最高気温35℃以上)の日数が年々増加している。現在小中学生の子供をもつ保護者が小中学生のころ(30年前の1994年と仮定)は東京都の猛暑日が6日間だったのに対して、2023年は22日間となっている。

 フットマークが実施した通学時の熱中症に対する意識調査では、小学生の子供の94.7%が通学中に帽子を通年被っている、または夏場のみ被っていると回答した。この結果を受け、学校生活を支えるメーカーとして、子供の安全を守るために、夏向けの「遮熱通学帽子」を横浜国立大学教授の薩本弥生氏と共同で開発したという。

 「遮熱通学帽子」は、歩行時、前方の換気孔から後方の換気孔へと空気が抜けていく構造を備えている。換気孔の開口部は開き具合や形状を自由に変えられるプラスチック製コードを内蔵。洗濯も可能。また、内部を二重構造にすることで、頭と帽子の間に空間ができ、空気の通り道を作ることで換気性能を確保している。さらに、頭と接する内側の面はメッシュ素材を使用し、汗をかきやすい頭部を快適な状態に保つ。一般的なUPFと言われるUV-B波だけでなく、肌に有害なUV-A波などの有害な紫外線を97%カットする生地を使用することで肌を守るという。

 一般的に広く使われている黄色い通学帽子と「遮熱通学帽子」の推定周辺平均温度を比較したところ、最大で-4℃も推定周辺平均温度を下げる効果があることがわかった。前後の換気孔による換気性能の良さ、二重構造による汗などの蒸れを抑える透湿性、太陽光の反射率が高い白を採用したことによる効果と考えられるという。

 「遮熱通学帽子」のカラーは白の1色、サイズはS~LLの4サイズ展開、価格は3,850円(税込)。フットマーク直営ネットショップ、フットマークオンラインショップ楽天店などで販売する。

◆遮熱通学帽子
発売日:2024年5月23日(木)
価格:3,850円(税込)
サイズ:S(頭囲49~51cm)/M(頭囲52~54cm)/L(頭囲55~57cm)/LL(頭囲58~60cm)
素材:ポリエステル100%
仕様:あごゴムつき/氏名ネームつき
販売店舗:フットマーク直営ネットショップ、フットマークオンラインショップ楽天店など

《中川和佳》

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